マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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カメは亀でもロシアンリクガメょ、どこへいく

2025年02月06日 07時58分45秒 | 自然観察会(番外編)
用事を済ませて戻ってきた時間帯は、午後4時前。

もう少しで、自宅駐車場に着く。

停まろう、としたその時に見た得体の知れない物体。

近づけば近くなるほどに、その物体は大型の亀のようだ。

道路の端にあった、その亀は近づいても動かない。

もしか、死んでいるのでは、と思った。

のろのろ歩いてきた亀は、わが家の前の道路を歩いてきたのだろう。

往来する車は、ときには多い。

まさかロードキルに遭ったのでは、と思って停車した。

その亀の正体をとらえたく、携帯電話のカメラを起動する。

その途端に動き出した亀。

当初、富雄川に住んでいるイシガメが上陸した、と思っていたが、そうではなかった。

甲羅の形は、イシガメじゃない。

縞模様もあるからミシシッピアカミミガメ・・・・、でもなかった。

これって、リクガメやん。

道路の端を歩いてきたのだろう。

だから往来する車に撥ねられなんだ。

しかも生きとる。

突然に動き出したリクガメは、どこを目指しているんだろうか。

追っかけするも、むっちゃ早いリクガメに、携帯のカメラは動画に切り替えた。

駆けるように動くリクガメにカメラレンズが追いつかない。

もしもしカメよ、カメさんよ。

さてさて、お前はどこへ行く。

数軒離れたお家に向かおうとするリクガメ。

そこにおられた男性に、尋ねた。

もしもしカメよ、このカメさんはご存じですか?・・

そういえば、隣の家は、動物愛護している。

爬虫類を飼っているブリーダーのようだから、その家だろう、という。

男性は、平日にいつも来られる養護施設に務める人。

子供たちが歓ぶから、預かっておきます、と対応してくれた。

この結果で良かったのだろう。

それから数日後、長年に亘って住まいするご近所さんと井戸端会話。

こんな亀がおったん、よ。足がとても速いリクガメ・・・と、話したら、そのリクガメは、およそ10年間も我が家で飼っている、というNさんだった。

まさかの展開である。

N家が、10年間も飼っていたとは、まったく知らなんだ。

実は、地方に住んでいた息子さんが、宿泊地に飼っていたロシアンリクガメ。

飼っていた、というよりも知人から譲り受けたリクガメを、自宅に持ち帰り、それからずっと飼育してきたおとなしいリクガメ。

なんせ、人慣れしているロシアンリクガメなんや、というNさん。

ときには勝手に、頑丈なつくりのゲージから抜け出して、散歩に出かけることも・・。

気がついたら、自宅に戻ってゲージに寝ているそうだ。

じゃぁ、養護施設の隣家は、飼い主じゃなかったんだ。

そういえば、今年の3月である。

県立民俗博物館の駐車場内に大きなリクガメを見た。

のっそり動くリクガメを、家から運んで駐車場内に散歩させている所有者もいる。

ペットショップにあった特徴、飼育のし易さ、慣れやすさに「カメに負担をかけずにゆっくり飼育していくと、飼育者の顔を覚えてくれるそうだ。エサを与えるなど、軽いスキンシップを続けると、自然と慣れてくる個体が多い」と、あった。

なるほど、である。

(R4. 4.28 SB805SH 撮影)