マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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柿本神社チンポンカンポン祭

2008年05月27日 08時18分24秒 | 葛城市へ
影現寺での法要を終えると、役員らは弁之庄の諸鍬神社から宮司を迎えて、末社の稲荷社の前に並びます。

祓えの儀、祝詞奏上、切麻清めの儀、玉串奉奠など賑々しく神事が行われたあと、一同は柿本神社の拝殿に登ります。

今年は柿本人麻呂公の生誕1350年祭。

幟を高々と立てて祝います。

数多く並べられた御膳は青葉にコンブ、スルメ、コーヤトーフ。氏子の家の数だけ並べるのだが、新たに加入される家が多くなり溢れた御膳も少なくないといいます。

生タマゴが供えられている神前神饌が珍しい。

影現寺住職も交えて行われる神事の場は厳かに刻が流れていきます。

そのあと、恒例の御供モチ撒きが行われるのですが、昨夜から振り続いている雨で中止となった。

いつもなら境内は集まった人でごったがえすのですが、今日は音もなく寂しいもんじゃと呟かれました。

(H20. 4.18 Kiss Digtal N撮影)

続、影現寺チンポンカンポン祭

2008年05月26日 07時13分30秒 | 葛城市へ
万葉の歌聖といわれた柿本人麻呂の命日は4月18日。

影現寺縁起によると、かつてこの地は人麻呂の領地、あるいは誕生地であったといいます。

影現寺は柿本神社の神宮寺で、空海の高弟真済の創建と伝えられ、平安時代初期の仏像が残されています。

この日、集まった檀家衆は影現寺のお堂に登り、本尊の十一面観音立像を前に五穀豊穣を願う法要が営まれます。

今日の住職の法話テーマは慈雲尊者。

それならばと尊者の掛け軸を掲げて法要が行われました。

なお、毎月18日の朝八時、柿本人麻呂の月命日といってお堂で法要が営まれます。

(H20. 4.18 Kiss Digtal N撮影)

影現寺チンポンカンポン祭

2008年05月26日 07時12分11秒 | 葛城市へ
毎年4月18日、葛城市柿本町の影現寺(ようげんじ)と柿本神社でチンポンカンポン祭が行われます。

えっ、聞き間違ったかなと思える一風変わった祭りの名は、会式と神事の間に打ち鳴らしていた太鼓や鉦、笛の音に由来しています。

戦前まで行われていた鉦や太鼓の音を聞くことはできなくなりましたが、祭礼は今でも地区の人らに守られ続けられています。

昼、公民館に集まった柿本地区の役員らは、お茶と「だんご庄」のきなこ団子をよばれて祭礼の準備。

祭礼は、はじめに影現寺での法要、引き続き稲荷社、柿本神社で神事を行うもので、神仏習合の様子がよく判るお祭りです。

(H20. 4.18 Kiss Digtal N撮影)