
近所の家の藤が満開です。
朝、「あら来てくれたの、嬉しいわ」から始まって、起床、着替え、朝食まで順調に推移。が、デイサービスの迎えが来る20分ほど前(8時40分ごろ)に、「今日はでかけるからトイレに行きましょうか」と誘うと「そうね」と応じたものの、「変な人たちが来るんじゃないでしょうね」となり、「いつものデイサービスのお迎えの人たちだから、変な人じゃないと思うわよ」「よく変な人たちが来るの、嫌なものよ」など想定内の不満表明がありました。
程なくしてお迎えが来ましたが、付き添いの介護士さんの車椅子の扱いが下手で、玄関の乗降時にもたつき、母も不安がり、介護士さんも「私も不安です」と!(今や、私たちの方がずっとマシ。)そんなこともあって、母は、ぶつぶつ文句を言いながら車上の人に。運転手さんは、「いつも行きはこんな感じですけど、帰りには機嫌よくしていますよ」と笑顔でフォローしていました。
デイサービスの間は、連絡ノートによれば、「最初は戸惑った様子でしたが、声掛けをすると、漢字読み取りゲームに参加。楽しそうにしていらっしゃいました」とのこと。鳥の名前の漢字にかなり正確に振り仮名をつけたプリントが戻ってきました。
帰ってからは、疲れた様子ながら穏やかで、お茶を飲んで一息ついているうちに、洗濯物の片付け、夕食の支度の時間となり、娘が立ち働く様子を「大変ね」などと言いながら、眺めて過ごしてくれました。
夕食はビール少々とワインを飲みながら、「おいしい、おいしい」と気持ちよく食べ、8時までテレビを見て過ごし、その後トイレ、清拭、着替えを無事終えて、8時半にベッドイン。今日は上手に横になれたせいかご機嫌で、「気持が良いわ、もう大丈夫よ、ありがとう」というと、間もなく寝息を立て始めました。
今日は朝からデイサービスの間も含めて、装具なしで過ごしてみましたが、夕方になって手が痛いと言い出したので、セーターの上から装具を装着。「少し楽になった」とのことでしたが、寝る時は母と相談の上、装具なしにしました。

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〔SV家介護百人一首第六弾〕
骨折の 前の介護に くらぶれば 今はノウハウ 身に付きにけり
(清少にゃごん)
(本歌:逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり)
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