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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

映画「ボブという名の猫」

2017-09-11 14:02:47 | 日常
            

昨日は月命日の集いの後、新宿ピカデリーで上映中の映画「ボブという名の猫」を四女と一緒に見てきました。

ロンドンの街中に立ってギターを弾きながら歌うジェームスは、住む家もなく、薬物常用者で、親からも見捨てられ、ストリートミュージシャンで稼げるお金はごく僅か。食べるにも事欠き、町の人々から蔑んだ目を向けられる日々を送っています。

そんなジェームスがノラ猫ボブに出会ったのは、NGO厚生担当者ヴァルが、ジェームスに立ち直るチャンスを与えようと住居を用意し、そこに彼が移り住んだ日のことでした。

追っても追ってもジェームスから離れようとしないボブは、ジェームスが街中で音楽を演奏している間も肩に乗ったり、投げ銭用バッグの傍らに座ったりして、彼に寄り添い続けます。すると、ボブの賢い表情と美しい姿に町の人々は惹き付けられ、結果ジェームスは観客の投げ銭で沢山のお金を稼げるようになります。

その間にも、町の人の嫌がらせの騒動で街中の演奏を禁止されたり、やむなく始めた「ビッグイシュー」の販売はボブのお陰で大繁盛になったものの、嫉妬した同業者の「縄張り荒らし」という嘘の訴えで一ヶ月間販売の権利を取り上げられたりと、苦難は次々に襲ってきます。

でもそんな時にも信頼しきった様子で傍に居続けるボブの存在は、ジェームスにとって掛け替えのないものになっていきます。

            

ボブを介して付き合いが始まった隣人のベティ、いつも温かく厳しく見守るヴァル、そして何より相棒ボブの存在によって、ジェームスはついに薬物と縁を切って人生をやり直そうと決意。

薬を断つ苦しい日々を乗り切った彼は父親とも和解。そんな彼を待っていたのは、ボブとジェームスの姿がSNSで大評判になった結果持ち上がった、本の執筆・出版の話。

こうして生まれた「ボブという名のストリートキャット」という本はベストセラーとなり、ジェームスは貧困からも薬物からも脱出。この実話を元に、本物のボブが出演する、ノンフィクション映画「ボブという名の猫」も生まれました。

ジェームスの余りの繊細さに辛さを感じ、ホームレスに向ける町の人たちの冷たい眼差しに胸苦しくなる一方で、賢くて可愛いボブの姿に惚れ惚れとし、猫独特の習性に「我が家と同じ!」と思わず笑い、幸せになったジェームスとずっと変わらぬペースで生きるボブの様子にほのぼのしているうちに、映画はハッピーエンドを迎えました。

            

映画を見た後、四女が乗る小淵沢行きバスの出発までの間、バスターミナル横のニュウマンの6階にあるカフェ「ローズマリー トーキョー」で小休止。

  

お洒落な空間で、アイスティーと、フォカッチャ、烏賊・ルッコラ・セロリのマリネ、エスプレッソかけアイスクリームなどを楽しみながら、おしゃべりの続きをして、中身の濃い充実した一日を終えました。

話を映画に戻すと、「猫ってやっぱりどの子も不思議な魅力がいっぱ~い!でもうちの子はボブに比べると、お利口さん加減で大分差をつけられているな」というのが最終的な結論でした。(三女)
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