11月9日(土)10日(日)と 奥大井、奥静の紅葉名所をめぐる旅に行ってきました。
東京駅から一時間、新富士で下車。期待していた富士山は残念ながら上半分は雲の中。
そこから富士川沿いに一時間半。最初の見所「赤水の大滝」へ。道路から少し上がった所にある駐車場から道路から下った所にある滝まで5分位ですが坂あり階段あり。滝は三段になっていて、なかなか綺麗でした。
赤水の大滝はこの日からライトアップするとの事で、滝のすぐ横に大きなライトが設置されていて、写真に入らないように写すのが大変でした。
滝から少し進んだところの川沿いに「梅ヶ島温泉」と言う地味な温泉があり、ここもかなりの坂道。お店もあまり無く、湯治場なのでしょうか?紅葉は綺麗でした。
そこから又バスで一時間半位。写真はありませんが旧東海道の「蔦の細道」を1時間の散策。奈良時代から続く古道です。ここも坂を上ったり下ったり。紅葉はまだ余りありませんでしたが、よい天気で車も通らない道をボランティアガイドさんの説明を聞きながらノンビリ歩くのも楽しい時間でした。
古道から大井川方面へ。本当は次は「黒俣の大イチョウ」を見に行く予定でしたが、先日の台風で倒木があるため通行止めになっているので、行き先変更で大井川のあちこちに架かっている吊り橋の中の全長200メートル「塩郷の吊り橋」に行くことになりました。
ちょっとドキドキでしたが、手を広げた場所に掴むロープがあるし、川からの高さもさほどでもなかったので余裕で往復しました。家族連れで片手で子供を抱きながら渡っている頼もしいお父さんがいました。
右から歩き、この車道の左に大井川鉄道が走り、さらに左が大井川です。
この日の観光?散策はこれでお終い。いやー久しぶりに良く歩かされました。夜はゆっくり温泉に浸かって寝ましたが、明け方一瞬ですが足がつりました。
+++
2日目は「寸又狭」が混まないうちに入るため8時出発。でもレストランは7時から。皆さん早くから扉の前に並んで待っていましたが、開いたのはキッチリ7時。ビュッフェスタイルだから食べたい物を盛るにも時間がかかるのに、、、と文句を言いながらも色々お皿にのせて美味しく食べました。
レストランの広い窓の外はすぐ大井川。そしてすぐそばに赤い鉄橋がかかっています。昨夜は気付きませんでしたが、ドリンクメニューの裏側は鉄橋を通る大井川鉄道の時刻表になっていました。電車の通るタイミングでなかったのが残念!
8時に出発したバスは大井川沿いを走り、だんだん山を登り、なんだかテレビのポツンと一軒家の取材のように、片側は林にはなっていますがかなりの落ち込んだ急斜面、反対側は山を削ったような垂直の壁。バス1台幅のくねくね曲がったかなりの登りを躊躇なくどんどん登っていきました。
朝早かったせいか、すれ違いの車は2台とツーリングのバイク数台。なんとかすれ違い駐車場へ。
ここからは急な坂道を15分位上って行くと、お茶屋さんやお土産物屋さんが並んだエリアがあり、そこからまた15分位で天子トンネル。トンネルを抜けてすぐが「夢の吊り橋」の入口になっています。
吊り橋はそこからかなり下ったところに架けられています。長さは80メートルですが、この日は観光する人が多いので一方通行になり、渡ってからその先の階段を306段登り、次の飛龍橋まて歩き、橋を渡って回って来なければなりません。私は階段は自信がなかったので、吊り橋はスルーして次の飛龍橋まで行くことにしました。
前の写真は飛龍橋少し手前から見た夢の吊り橋で、今度の写真は飛龍橋から見たものです。白く細長く見えるのははるか下を流れる川です。(写真を見直したら手前に青い横線が入っていました。これは橋の手すりです。)
飛龍橋からは、紅葉した林の木々からの暖かい木漏れ日を浴び、ノンビリとガイドさんとお喋りしながらバスに戻りました。天気がよく、まだ混雑する前で、山奥の静かな渓谷と言う感じで良かったです。
下りは偶然臨時便も合わせて3台の路線バスが先導?してくれたので、すれ違いの停車することなく麓までおりてきました。途中上りのすれ違い待ちの車が10台以上と言う場面に2回遭いました。混雑日には警備員が出て無線で連絡して整備しているようです。
ここでひとつ感心したのが、このツアーは昼食がついていないので、あらかじめオプションで頼んでいたお弁当が朝の段階で配られていましたが、食べる時間がこの山下りのバスの中だけとの事。皆さん当然の事のように、バスが動き出すとつづら折りの急な坂道を下って行くことなど関係なく美味しく食べていました。
次の観光地「奥大井湖上駅」。以前テレビで見て、来たかった所でした。が、ここでハプニング。バスの運転士さんが気をきかせて入口の横に車を停めるため反対車線をUターン出来るところまで下り、そこから入口近くの場所まで戻り、少し手前で止まって皆は降りましたが、不馴れな添乗員さんが間違えて、そのまま先に進めば良いのを又坂道を下ってしまいました。
途中でおかしいと思った男性客がスマホで調べ、また坂登。入口から又急な坂道を下り今度は下った高さ位上る階段!みんなで道から橋を架ければいいのに、とかぼやきながらも上ったら、突然下の方に湖と大井川鉄道の線路が現れました。
階段を下りると線路脇の遊歩道があります。そこを線路に沿って歩いていくと湖上駅でした。写真は遊歩道から見た線路と湖です。
帰ってから案内図を見たら、バスがもう少し先に行ってくれたら道から湖上駅を見下ろせる絶景ポイントがあったのに、、、ブチブチ。きっと皆もそこからの景色を期待していたと思います。残念!
湖上駅からはアブト式列車で千頭駅へ。アブト式列車なんていうと山登りの感じでしたが山下りでした。千頭駅は金谷駅までの蒸気機関車の出発駅で、まもなく出発の汽車や子供に人気のトーマス号などが停車していました。
千頭駅からはバスで新富士駅へ。その途中時間調整のため立ち寄ったのが、予定表にはなかった清水のエスパルスミュージアムでした。休日のせいか室内の広場ではサッカー選手が数人きていて何か賑やかにゲーム等して盛り上がっていました。皆さんそこで最後のお土産と軽い夕食を買っていました。
今回の旅行は久しぶりに良く歩き、あちこち観光し、またいつものようにほぼ同年代の元気で楽しい同行者と天気に恵まれ、充実した2日間でした。欲を言えば湖上駅をもう少しきちんと見学したかったけど、それはまた機会があったらね。(次女)