ストローバレイ家の介護奮闘記

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映画「i新聞記者ドキュメント」

2019-11-29 15:54:46 | 日常
            

昨日、渋谷のユーロスペースで映画「i新聞記者ドキュメント」を観てきました。

『蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏みにじる様な官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と見過ごす一部を除く報道メディア。そんな中、既存メディアからは異端視されながらもさまざまな圧力にも屈せず、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者・望月衣塑子。果たして彼女は特別なのか?そんな彼女を追うことで映し出される、現代日本やメディアが抱える問題点の数々。』(HPより)

左手にキャリーバッグを引き、右肩にバッグをかけ、手にメモ用紙を持って、政治の歪にあえぐ現場の取材のために日本中を駆け回る衣塑子さん。菅官房長官の記者会見での説明に「納得できない」と食い下がり、官僚たちの見え透いた嘘に「おかしいでしょう」と詰め寄る衣塑子さん。

辺野古を取材し、沖縄防衛局が「自然環境に配慮し赤土を10%前後にする」としている埋め立て用土砂に実際には大量の赤土が含まれているのを目撃し、官房長官に疑問をぶつける。

宮古島を視察し、自衛隊の駐屯地で燃料基地に隣接して弾薬庫があると危険を訴える地元民の声を取材、スクープ記事にする。

物おじしない体当たりの彼女の姿勢に対し、記者クラブの態度は冷淡な一方、市民の信頼や海外特派員記者などの共感は確実に広がっています。

華奢な身体に似合わぬ、迫力いっぱいに真っすぐ進み続ける姿が、ジャーナリストは本来どんな役割・使命を担っているのかを思い起こさせる一方で、娘との電話の会話や夫が作るお弁当を美味しそうに食べる姿、方向音痴で行くべき会場が分からなくなるバタバタぶり、準強姦事件被害者の伊藤詩織さんへの深いシンパシーなど、衣塑子さんのユーモラスな姿、温かな人柄も描き出されています。

それにしても、最近の「桜を見る会」のドタバタを見るにつけ、官邸や官僚のやり口はとっくにバレバレなのに、よくシラ~っと繰り返していられるなあ、と思わずにはいられません。マスコミの報道姿勢は少し変わってきたような気がするのが僅かな希望・・・かな?(三女)
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