
東日本大震災から2年。地震や津波の被災者に関しても、原発事故の被害者に関しても、いつの間にかその苦しみは当事者個々人の問題に置き換えられて、日本社会総体としては済んだことのように扱われ始めています。
昨日・今日のテレビや新聞は、被災地に寄り添った特番や報道一色になっていますが、感傷的な「絆」のシナリオ再現は、日常の無関心を思うと取ってつけたようで、私の気持ちに馴染みません。
最近たまたま出会ったソウル・フラワーの「がんばろう!」の突き抜けた歌声に合わせて、空に向かってコブシを突き上げることの方が、被災した人たちや今の私達には相応しいような気がするのですが、どうでしょう?
ちなみに、ソウル・フラワーは、阪神淡路大震災の時に「満月の夕」という歌を作り、その歌は東日本大震災後も歌われて、多くの人たちの心を揺さぶりました。(三女)
