Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

雛巡り:日野

2017-03-15 11:59:00 | イヴェント






3/10 近江八幡の節句人形めぐりをあとにすると、
次はおよそ23㎞離れた



昔と今、街を巡る、時を巡る日野雛祭紀行 へ。



こちらのメイン会場は、

近江日野商人館

近江日野商人ふるさと館

日野町まちかと感応館

・・・ですが、閉館時間が近く2館のみの見学でした。



まずは、近江日野商人ふるさと館へ。



日野は近江八幡ほど、日頃は観光客のくる町では
ないですが、近江八幡と双壁の近江(日野)商人の町らしい
歴史と文化を感じさせる街です。
特にこの辺りは綿向神社の日野祭のメイン通りのため
桟敷窓などがあり、独特のただずまいが残っています。








ここでは、 案内 をしていただけて
いろいろ教えていただきました。


たとえば・・・日牟禮茶屋ほか、良く見るおくどさん

「大きな釜の蓋は、ちょっと目立つ形です。
それは、大釜は日常のものではなくお正月やお祭り
お祝い事のあるハレの日に使うもの・・・」
・・・だったからだそうです。


神様として普段は、小さなお供えも乗っていました。


ここは、羽がま大小7つもあります。
使用人含めた家人の多さ。家の活気を感じます。
一番小さい釜も大釜のような飾りのあるふたなのは?
「これは、お茶を点てるため」
・・・お抹茶を点てる時のの茶釜でした。







入ってすぐの屏風と梅。
柔らかい障子越しの明かりを背に素敵な空間を
作っていました。


こういう日本画は、こういう場所で観るもの・・・
とつくづく感じます。







これは以前にも記事にしましたが、桟敷窓
行った日、雨が降りそうな空だったのですが
晴れであれば窓の外の床に緋毛氈とお座布団を敷き
祭の日のように見せてくださっていたそうです。






これは、そんな祭りの日を描いた軸とお内裏様。





こちらもみごとな花鳥図の軸の前に置かれた享保雛


お雛様を間に見ながら、建物のグランドツアーは続く。





現在と何も変わらない、ただ上質な浴室と更衣室の洗面台。










和洋折衷の和室とそこから見える
立派な梅の目立つお庭。








ヴォーリズ自身ではないそうですが、その様式を引き継いだ洋室。
カーテンやいすなどのファブリックも当時残ったものが
いい状態で残されています。



お雛様や調度品も素敵だったのですが
建物の 内装に圧倒 されました。
前回初めて日野を訪れた時、ボランティアの方の
説明で、近江商人と日野商人の違いは、
「日野商人は、これ見よがしではない、お金の掛け方」と
話していたのを思い出します。


つぎの、 日野まちかど感応館 は、二年ぶりの再訪。
http://ivory.ap.teacup.com/nukunuku/1454.html




 


前回は、日野町のボランティア観光ガイドさんとの
待ち合わせ場所で、中をゆっくり拝見しなったのですが
今回は、店頭でお雛様を拝見して、
旧正野玄三薬店当時の丸薬製造機を見たりして、
隠れ家のような蔵で、ほっこり。






行く先々で、親切な日野町の方々に感動しつつ
雛巡りを無事終えました。


車で連れて行ってくれたHさんと、
出会った皆さんに感謝の一日でした。






中の方にお出会いすることはありませんでしたが
日野の道沿いにお雛様を飾られた一般家庭の
方々にも、すごく感動しました。




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