JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

珍しくて Mr.Taste / Ed Thigpen

2009-06-03 21:38:58 | 聞いてますCDいいと思う


1930年生まれだから御年79歳になるエド・シグペンさんとは、昔々のO・ピーターソンのナイト・トレインからのお付き合いです。
中古屋さんで見ていると、シグペンさん名義でトリオになっているアルバムがありました。
ベースがマッヅ・ヴィンディングなのでピアニストは知らないけれど、あの“フライ・トウー・デンマーク”のコンビなので拾いました。
Ed Thigpenリーダーというのが珍しくあわよくば記事にということもあって拾ったしだいです。
ピアノトリオと思い込みましたがTony Purroneという人ギタリストでした。
ということでギターのトリオアルバムです。まるで知らないので調べてみると、速弾き得意のテクニシャンだそうです。
1曲目確かに快調なジミー・ヒースの曲。とても軽快でギターは軽めの音ですが、きびきびとラインを作るこれは結構良い演奏じゃないですか。
2曲目がゆったりしたバラッドにしているのも並びとしてわかります。ベースのアンプ音が少し気になりますが、許せる範囲で、しかしベースラインはさすがです。
4曲目チャーリー・パーカーの曲をアップテンポで、このような演奏が一番良いように思います。ベースも広がりの大きな4ビートです。
5曲目は有名なサッド・ジョーンズの曲、ゆったりとした展開で、ビンディングのベースソロからはじめます。これはここのところ聴いた彼のその中では一番いい、残念ながら古いアルバムでした。ここが良くて好きになっているのです。
さてリーダーが誰なんだと思いながら聴くと、それはベースのほうに行ってします。感じでるのは、ギターが特出しないけど上手い、実はベースも特出しないけど上手いの集まりで、実はかなり程度は高いアルバムです。
それに加えてEd Thigpenのリーダーアルバムを持っているというのもこれはシャレテいるように感じます。
じゃドラムスがどうかというと、あまり解りません。
でも6曲目、やはり切れの良いブラシ、それにあわせてシンバルも気持ちよい鳴りでだからシグペンのアルバムなのでしょう。
7曲目はちょっと変わってThomas Clausen なんていうちょっと地味なピアニストの曲.
ギタートリオでギターが伝統的であれば特に変化は大きいわけではありません。
ギタリストも早く弾くフレーズに力がありますが、でもそれ以外は普通です。
それをひっくるめて、Ed Thigpenのリーダーアルバム持っていますかというと持ってないのでりないのでそこが珍しいです。

Mr.Taste

Tony Purrone Guitar
Mads Vinding Bass
Ed Thigpen Drums

1 Ginger Bread Boy
2 Sometime Ago
3 Denise
4 Dewey Square
5 A Child is Born
6 Invitation
7 You Name It
8 Ballad
9 Jamaican Baion
10 E.T.P.
11 Round Midnight
12 Tony’s Blues

コメント (2)
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