JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

違和感のわけは Art Fermer / Sing Me Softly of THe Blues

2009-06-26 20:53:32 | 聞いてますCDいいと思う


「LP」

アート・ファーマーが得意のテンポで吹く「Art」はとても素晴らしいアルバムでしたが、古いLPではこれを持っていました。
アトランテックにファーマーが録音した4枚のアルバムの最後の一枚、ステーブ・キューンのピアノにステーブ・スワローのベース、ピート・ラロカのドラムスです。
当時も人気になったアルバムですが、もうカーラ・ブレイの曲を演っているのですね。それも最初の2曲。
ジャケットのイメージと違って、これがそう簡単ではない。
2曲目ピート・ラロカのドラムスがガチィと変拍子のリズムを作って、キューンのピアノもねじれてきます。
こうやって聴くと、当時戸惑ったのを思い出しました。
3曲目はボッサのリズムにのったトラデショナル、これはストレート。
B面1のピート・ラロカの曲でもキューンやロラカがタイトにリズムを刻むので、アドリブフレーズもハードに廻ります。
2曲目、バラッドではじまるファーマーのテーマもピアノに鳴るとヒート・アップ、キューンが入るとただではすまない。
3曲目は軽快にソロが廻るJAZZ。

当時なぜか違和感があったのを思い出しました、そして気がついたのです。
内容は凄く充実したJAZZだけど、ジャケットの絵とカーラのタイトルのなった曲名から、そしてアートも含めて、もう少し違ったイメージを作ってしまうのです。
ジャケットと題名変えたら、もっとヒットしていたのではと思ってしまいます。

Art Fermer / Sing Me Softly of THe Blues

Art Farmer(Trumpet)
Pete La Roca(Drums)
Steve Kuhn(Piano)
Steve Swallow(Bass)

1 Sing Me Softly of the Blues
2 Ad Infinitum
3 Petite Belle

4 Tears
5 I Waited for You
6 One for Majid
コメント
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