JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

そのまんまカタルシス Catharsis / Roelofs Lauscher trio

2009-11-30 23:01:55 | 聞いてますCDおすすめ


12月になって何かと忙しいし、まずいことなどあって精神が疲弊したりしています。
先日買ったアルバムを聴いているととても気が休まります。アルバムのタイトルが“カタルシス”、タイトルそのものが、表現されています。
曲名にCatharsisはありませんから、アルバム全体を現しているのでしょう。

先日「Invisible Light」というアルバムをだした ベルギーで活躍するピアニスト Michel Biscegliaがプロデュースしたもので、かなり通じるところがあります。
ビスチェリアがとても通じるもののあるオランダのピアニストを見つけて、自分の所属する会社に紹介したのでないでしょうか。自分よりうまいやみたいな感じです。

1曲目静かな流れの中に、フレーズがしっかりとありピアニストとして信頼できます。
4曲目内省的な美しい曲、内省的な曲は結構難しい、それもシンプルなメロディーでこう聞かせるのはなかなかです。
5曲目スネアのパタパタ感がちょっと気になあり、ピアノのフレーズも良いのですが、フェードアウトもちょっといただけません。ドラムス、だんだんとなれますが、pops系も多く叩いているようです。
ベースはビスチェリアのアルバムですっと引いている人で、こちらは安定しています。
6曲目シンプルなテーマで少しモーダル感が加わった演奏。
8曲目、リリカルな曲でこのピアニストに一番合っている気がします。
10曲目で4ビートを刻む演奏も見せて、これもしなくちゃと思います。
11曲目これも内省的で静かな曲、5分30秒ぐらい。
そしてもうひとつ、このアルバムにはおまけがついています。
最後の曲が終わってもCD止まらない、ずいぶんながい間があります。
隠しトラックがあるのはこのごろなれましたが、これが長い、3分も待ちました。音が鳴り始めると、ウゥ、モンクみたいと思う演奏、どこにも書いてありませんがこれがモンクの“Ask Me Now”、普段のライブはこんな感じじゃないかと思うモダンな演奏、オリジナルでは少なかった4ビートを刻んで まさにこれは隠しトラック。隠されていたものにちょっと驚きながら、次はこんな感じも良いじゃないかと思います。

Catharsis / Roelofs Lauscher trio

Mike Roelofs(p)
Werner Lauscher(b)
Geerts Roelofs(ds)

1. Wachtensmoe
2. For All The Good Times We’ve Had
3. Koud
4. Agape
5. Tabula Rasa
6. Out Of Square
7. De Gelukkige Vrouw
8. In Preparation
9. Monsterverbond
10. Blues For Herman
11. One For Vinnie
recorded January 6-7th, 2009
コメント
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