少ない小遣いを使ってCDを買うのには、やはり気を使いますし、ましては本を買うのにはかなり心してかかります。
ところが図書館で借りられるとなると、話は急に軽くなって、気になったものをパソコンで予約します。しかしこれが、貸し出しが重ねると大変です。
文庫で買おうかなと思っているいた本が、ハードカバーの返却棚にあったので、最初だけでもちょっと読んでみようと借て、少し読むとおもしろいで、棚にある下巻もあわせて借りようとカウンターに行けば、そうでした、別に取ってもらっていた文庫を忘れていました。
これで上下2冊と文庫の上一冊、そしてメールで文庫下も用意できましたとのご案内。
朦朧頭はどうえらぶか、順番つけららいいか困るのです。
まずは残っていた釣りの本をかたづけて・・・
CDでも本でも年度のベスト・テンは面白い企画ですので、楽しみますが、「本の雑誌」のベストテンに乗っていたので予約したのがこの本で、ごく普通の仕事をされていた方が、釣師に転進されて、世界各地の怪魚と呼ぶべき大物を釣り歩くという紀行記です。
もちろんこの分野では我が開高健氏の名著があるわけで、氏がなくなってからだいぶたちますが、普通の(失礼)方がこのような本を出版できるようになったのですね。
武石氏自体、文中開高氏に触れるところもあり、きちんとその存在に敬意をはらいながら、現代的な文化状況の変化も見えて実に面白い本になっています。
開高大兄の本はやはり棚一つを作っていますが、それとは別にこのような大きな本は、別の写真集と伴にサイドボードの中に納まっています。
さて開高健大兄の懐かしいお姿がこれです。
大兄の懐かしい物言いが聞こえるようです。
そして現役、武石釣師の釣果の一つがこれで、開高氏に見せたかったでしょうね。