JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

マックス・イオナータ ライブ アット ナル 2010 3 25

2010-03-26 22:53:53 | サポート中、ライブ


一年のうちで、こなさなければならないことが一番多い3月もどうやら峠を越えて、溜まった疲れも取れてきました。(下手すると去年みたいになってしまいます。)
3月の冷たい雨が降る中、傘をさして、杖ついて、荷物持つと手が一本足らないのです。
それでも元気に来日中のマックス・イオナータを見に初NARUです。
いただいた席は一番外側のカウンターでしたが、ストレートに舞台がみれて、尚且つ素敵な照明が手元にあり、メモ取るにはとても良い、実はタバコの香りが苦手なので敬遠していました。家に帰って確かに残りがが身体にありましたが、でも実際にはきにならなかった、又行きたい素敵なクラブになりました。(お隣の方が常連の方で、とてもこの規模と雰囲気が好きというのうなずけました。)

7時半超満員でもないけど、良い感じの入りです。マックスがアルボーラ・レコードの豊田社長やblog仲間のrhodiaさんと登場して、7:45時間とおり(オチャノミズ・タイム)スタートです。

1st

1 サム・アザー・ブルース
マックスがストレートに太く吹き出すと、ピアノ・トリオのリズムがついた生イオナータは初めてなので、それだけでテンションがあがります。
続けて吉田さんのピアノは少し緊張ぎみ、ドラムス加納さんがしっかり叩いているので、これは良くなっていくでしょう。
次はベースの川村さんのソロでちょっとモーダル系が入ってこれは面白くなるかも知れません。

2 シオーラ
バラッドのゆったりした柔らかい音はこの前以上、サックスというよりリードの関係でしょうか、ピアノソロがとてもセンシティブ、再びマックスのソロはウエスト・コーストを思わせるまろやかさ。

3 ステイブルメイツ
リー・モーガンのこの曲は一緒にテーマを口をついて特に楽しい、2コーラス目に入って長尺フレーズが出始めてらしくなってきました。ピアノが一寸奥なのか、もう少し鳴って欲しい。

4 サト・ソング
イオナータのリーダー作から、1コーラスの後過ピアノ、これが抑えてというか、初めてなので苦労していますが、それが下火を増やしていくような良いソロです。
徐々に燃え上がるあたり楽しい。

5 ボヤージ
マックスのフレーズが意外と短く感じるのは、最初の出会いがテナーソロのパーフォーマンスだったからですね。
とても気持ちの良いフレーズがとても気持ちの良い音で流れている、そしてその中にいることの幸せ。

これで1stが終了です。
リズム陣を従えた生イオナータを始めて聴くことが出来たわけでそれは素晴らしいことです。
自分のメンバーを連れて来日して、利益を上げるミュージシャンがどれほどいるか解りませんが、アルボーレ・レコードの豊田社長がとても気を入れてくれるので、まさに旬のイタリアテナー奏者がこのような形にしろ見れるわけです。
聴く側は段々良い状況、良いセットで見たくなるわけで、前回より格段の状況です。
写真については良い位置にいたので撮ってもいいか聴きましたが、マックスにそれこそ聴く状況ではなく、まあいいかということで・・・すみません。



2nd

1 Indiana
流れるようなフレーズから、これがはじけてきた感じでセカンド凄い勢いが出てきました。
ピアノの石田さんもハンチングをかぶって凄いソロです。1stでは石田さんがMCをしてくれて手丁寧に曲目紹介してくれたけれど、2ndはマックス、なに言っているか解らない。ということで曲名はrohdiaさんからリストが届くまで空欄です、のところ、今日の昼間にはいただいてありがとうございました。

2 Neaness of you 
テナーのバラッド・プレー久しぶりに聴いたことに気がついた、素敵なピアノプレーとなかなか歌心あるべースソロ、その後マックスの軽やかで歌うようなバラッドゆっくりと聴きました。

3 Remember
のりのり感とリラックスが溶けあって、思い切り良いブローになる楽しさ、演奏する側と聴く側の息が合致して、至福のときなのです。

4 I’m confession’
一寸変わったスウィンギーな曲、それを段々とモダンにしていくテナーのフレージング、凄いじゃありませんか。
ピアノ、ベース、ドラムスが最後には一団となって鳴っています。
ここで私の頭、完全にイってしまいました。ですからこの凄い演奏がセット最後と思ってしまい、次がはアンコールと思い込みました。それほど熱かったのです。

5 Shiny Stocking
もちろん完成されたグループではないのに、ソロ回しは一体化して、1日だけの演奏の変化がとても楽しい。そのようなところは現場ではの感覚で、その素晴らしい変化に朦朧(実は酔っている)となるプレーです。
ナルって思い切り良くドラムスも鳴らせるのですね、とても気に入りました。

アンコール Cherokee
テナーソロから、はじけていて、凝縮されていて、私にとって今一番のマックスを熱く感じることが出来ました。
ナルのカウンターにはアルボーレからの新しい2枚のアルバムと写真がおいてあり、1組頂いただいたあと、ああ、お友達の分もと、もう少しいただきましたが、住所知らないんだ。



マックスと前回会ったときから新しく買った2枚のアルバムにサインをもらって(My friendって書いてあった、うっれしい。)とても気持ちよく帰ってきました。
アルボーレの豊田さんの力、凄く感じます、ぜひこのまま活動を続けて頂きたいことを、JAZZファンの一人ととして感謝を加えて願いしたいと思います。
ありがとうございました。

 
コメント (6)
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