John escreetという人は初めてだったけれど、なんだか面白そう、普段はほとんどかわないcriss Crossをネットで買ってみました。何度も聞いているうちにどんどん良くなっていくアルバムです。
1曲目ピアニストのアルバムなのに、ドラムスのリズムから入って、ピアノとダヴィッド・ビネーのアルト、この先鋭的なアルトの人、何度か会っていますがいままではまったことはなかったのです。
ここでの4人、うまい按配に均衡がとれて、とてもアグレッシブなJAZZを形作るのです。
2曲目エレクットロニクスをビネーが入れて、この人ただのリード・ソリストではないですね。もっと長くても良いと思う演奏です。
4曲目ピアノとドラムスのデュオでフリーインプロのような曲。
5曲目、かなり難しい曲、このアルバム1曲のビネーと共作以外すべてエスクリートの曲、これが良い、9分近い演奏ですが、だれないところも凄いです。
6曲目アルコのソロからピアノが非定型的なインプロビゼーション、しかし美しい。
7曲目はキーボードとビネーのエレクトロニクスのデュオによる美しい曲、むかしシンセを使って大作のアルバムがいくつかありましたが、このアルバムの1曲がそれて同じくらい良い響きでびっくりです。
8曲目、これも難しいアンサンブルだと思うけれど、若くとても賢い人たちのようで、年寄りとしてはうれしくなります。
ここでエスクリートのリーダーアルバムらしいソロ、テクニックもしっかりしています。
普段はあまり拾わない(知らないからなんだけれど)こおゆうのも、きっちり聞いておかないと反省しました。
さて本日はこれから、2度買いしてしまったアルバムと、バードランドでかったニコラス・ペイトンのアルバムを持って日本の賢い若者に会いに行ってきます。
exception to the rule / john escreet
John Escreet (p,key on 7)
David Binney (as)
Eivind Opsvik (b)
Nasheet Waits (ds)
Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, N.Y. on January 19, 2011
1.Exception To The Rule
2.Redeye
3.Collapse
4.They Can See
5.Escape Hatch
6.Wide Open Spaces
7.Electrotherapy
8.The Water Is Tasting Worse
9.Restlessness
10.Wayne's World