2012年のキース・ジャレットのソロ・コンサートの先行販売が28日の午前10時から始まって、今回からはすべて先行はネットでの販売、良く29日の11時に確認したら既に販売が終了していました。まあこちらも一番にアクセスしてチケットを確保しましたが、一体どこら辺の席になるのでしょう。
チケットの代金を5日以内に払わないと、取引なしの状態になってしまうようで、仕事の合間に銀行へ、ついでにちょっと中古屋さんによって、JAZZとは離れた3枚を仕入れてきました。
ジャズがつづいて、すこしお疲れパターンなので、ここから3枚はジャズ離れです。
その一枚がこれ、値引きをいれて300円だったからまあ失敗でもいいとおもいます。
ダヴィド・ダーリングはチェロはECMのアルバムで随分聞いています。
一番気に入っているのがこのアルバム。
「CYCLES」という1981年のアルバムで、2006年8月に「北欧の夢の中」という題で記事にしました。そこでこんなことを書いていました。
1曲目が特に好きです。キューンのピアノのメロディにシタールの音がやさしくかぶさる中、ダウリングのチェロが別の旋律を奏でます。北欧の風景、ジャケット写真にある白夜のような、明るいが深夜で、心休める時みたいな曲に感じます。
その後ECMにはKetil Bjornstadとの共演で「The Sea」「The River」「The Sea Ⅱ」「Epigraphs」などがあり、こちらも好きなアルバムでした。ECMでは「Cello」というアルバムが2000年にだたのが最期のようです。
ダーリングはその後アメリカにわたってしまって、ケテルは別のチェリストと共演するようになっていくのです。
さて、アメリカに移ってからのアルバムを以前かったのですが、余りにアンヴィエントな感じで記事にしなかったので、今度会っておっと思いましたが、そこは値段が安かったから買ったのでした。
1曲目、ピッキングでアメリカのフォークソングを思わせるシンプルなメロディで始まりました。
2曲目、ピッキングの音に、ふっと古いアルバムを思い出しました。
3曲目鳥のさえずりが聴こえるなか、ピアノの硬質な音は、古いアルバムのスティーヴ・キューンを思い出すのです。
決定的なのが4曲目、チェロのアルペジオとそれに重なるチェロのメロディ、“Minor Blue”の出だしは「CYCLES」にとても良く似ていて、私シタールの音を頭の中で追ってしまいました。
このアルバム、ジャケを見ると録音はこの仲間と1982年から1993年に録音されていて、ダーリングがアメリカにわたるきっかけになったのかも知れません。
7曲目、胡弓みたいな音と流れるチェロ、ピッキングのオーバーダヴィング、東洋的な曲。
さおgpじゃダーリングのスキャットまで入って、これはどちらでもいいのですが、題名は“Remember ”、どうやら良い思いでのようです。
でもって北欧からアメリカに移っての8曲の夢の中でした。
Eight String Religion / David Darling
David Darling cello, piano vocal
ickey Houlihan environmental sounds
1. Soft Light
2. Clouds
3. Sweet River
4. Minor Blue
5. Only One Wish
6. 8 String Religion
7. Sojourn
8. Remember