
久しぶりのアレッサンドロ・ガラティのピアノ・トリオ、ガラティらしい和音でしっとり始まって、音は慣れ親しんだガラティより少し硬質にとれています。
2曲目チェロキーをこうゆうアレンジ、ベーシストは若干変わったラインをつくる人で、初めてかと思ったらロベルト・ガットのアルバムでひていた人でした。そっちのアルバムもあまり記憶にありません。
3曲目ゆったりした始まりはタイトル曲、ドラムスの人は初めてだけれど、こちらもちょっと変わったドラムスでリズム隊は個性ありという感じ。
だから5曲目出だしは1分以上のフリーインプロがはいったドラムス・ソロ、ピアノが“Softly As In A Morning Sunrise”のメロディを探し出すように入ってきてこれも変わったアレンジ、でもフレーズはガラティです。
6曲目、これまで4ビートに乗せなかったは構わないけれど、このベーシスト無頼間がちょっとあります。
7曲目はちょっとフリーインプロのような曲。
8曲目はガラティと出会った大好きな曲。ガラティの初来日の時にサインをもらったアルバム“All Alone”の最初の曲、この曲だけで私は満足です。

デヴュー間もないハクエイ・キムに聞かせて、これいいですねと言わせた曲です。ガラティの魅力が感じられると思います。
9曲目はイタリアの映画音楽の様なウエット感のある曲。
最後が“So In Love”をしっとりピアノ・ソロで、ちゃんと考えています。アレッサンドロ・ガラティです。
Seals / Alessandro Galati
Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)
2014年作品
1.Taylor Without Scissors
2.Cherokee
3.Seals
4.Unpredible
5.Softly As In A Morning Sunrise
6.The Country Life
7.Alien Blues
8.Little Sophia
9.Casi Abstemia
10.So In Love