アレッスサンドロ・ガラティのアルバムは9枚ぐらい持っているけれど、記事にしたのはたぶん5枚ぐらい、少しアレッと思った物は記事に出来なかった。
このアルバムは1994年録音でみなさんとても良いアルバムと言われる通りのおすすめだけれど、記事にしていない。
交友アルバムは記事に残しておきたいし、説明もあまり必要ないだあろうから、精神リハビリ中で新しいアルバムはまだちょっときついので、今日はこれを聴いています。
1曲目、ベースのパレ・ダニエルソンとドラムスのピーター・アースキンという最技能の持ち主がバックについて、陰影のあるメロディで始まります。感じとしてはスコット・ラファロがいたころのエバンス・トリオをP思いださせます。
2曲目はフリー・インプロをシテイルのでしょうが、3人で構成された曲を作っているような感じです。
3曲目、ガラティらしい美しい曲、このアルバムガラティの最初のアルバムですが、最新作「Seals」につながるガラティのエッセンスがすでにここにあるのです。
4曲目のタイトル曲はドラムス・ソロから始まるアグレッシブな演奏、1994年というのを感じます。
5曲目、6曲目と陰影のある曲、淡い光とそこに潜むシャープな影、音を紡いでいるのか影を紡いでいるのか解らなくなってきます。
そうすると7曲目、イントロの後、おなじみのソーラーのメロディが出てくるとこれが気持ちいい。ピアノ・トリオで聴いてもとても良い、今度ハクエイ・キムにリクエストしてみよう。
8曲目はベースとのデュオ、これも即興なのでしょうね。
ということで、だいぶおちついてきたから、そろそろ新しいもの聞き始めましょうか。
それにしても絶対欲しいアルバムが出来ました。このアルバムでも演奏している“Andre”“J.S.What”が演奏されているピアノ・ソロアルバム、弾いているのはもちろんガラティ、録音はなんと千葉と箱根と福島、イヤ~知らなかった。本来ならBLUE GLEAMからのリリースと思うけれど、そこら辺は業界のことでわかりません。
「SEPUTEMBER IN JAPAN」というアルバムどうやって手に入れよう。全曲試聴はできるのでまずはそれで我慢しておきましょう。
TRACTION AVANT / Alessandro Galati
Alessandro Galati (p)
Palle Danielsson (b)
Peter Erskine (ds)
1. How Deep IsThe Ozone
2. Floating #1
3. Andre
4. Traction Avant
5. J.S.What
6. Wassily
7. Solar
8. Floating#2
9. Amaxonia
10. Blues As You Please