
書こうと思ったこのアルバムの記事の題は「音色を聴く」だった。
だけど急遽変更して記事もアップ、と言うのも John Taylor氏が7月18日に急逝されたからです。
フランス西部 Segré で開催されていた Saveurs Jazz Festival で演奏中に心臓発作になり、その場の措置で蘇生したが、後に病院で亡くなったそうです。
これはかなりのショックです。
ネットで知ったHAYDEN CHISHOLMと言う人のアルバムが良いので購入したばかり。その中で素晴らしいフレーズを紡いでいるのがテイラーです。
このアルバムの録音の模様なども公開されていてJohn Taylorの瑞々しい演奏に衰えがないな、などと思った矢先だし今年の2月にもおなじ感覚を記事にしたばかりでした。
心よりご冥福をおいのりします。
最初の題は「音色を聴く」でこの音色はリーダーのアルト・サックスの音。最近では珍しい音色、ウエットをふくんだこの感じは、一番おもいだすのがポール・デスモンド、ただし演奏されている曲はすべてオリジナルで、そこに個性があるから似ていると言ってそれを楽しむのとはちょっと違う。
このアルバム録音は日は2013年12月18日だけど「IN TWO MINDS」は2011年だから持っているアルバムではテイラーの最新録音、こんなに凄い演奏(Federico Casagrandeとデュオするピエラヌンツェと通じると感じます。)をしていたのですから本当に残念って追悼記事になってしまいました。
渋いけど良いアルバムです。
BREVE / HAYDEN CHISHOLM
Hayden Chisholm (as)
John Taylor (p)
Matt Penman (b)
2015年作品
1. Patche
2. Barely a Moon
3. Tinkerbell Swing
4. The Elf of Plants
5. Augmented Waltz
6. Pass a Cage, Lea
7. So It Goes
8. Inebriate Waltz
9. Fly