シャイ・マエストロが自分のトリオでだした2枚目「イサカへの道」が素晴らしくて、ある域にたどり着いた感があった。
その後、昨年の「Untold Stories」ももちろんかいましたが、アルバムの意味合いが捉えられず記事にできなかった。
同じトリオにゲストをむかえたアルバムが1年後にでるのは実力のたまものだけど、こんどはどのように位置づけよう。
感覚的にはイサカから一つ飛ばしたかんじだから、今回の出だしには驚いた。ノイズとかキーボードと生ピアノとの組み合わせとか女性のヴォイスとか、辿りついたイサカから、シャイは新しい異郷の地に入った様に感じてきいていました。
なんか新しい地に身をひそめて、自我を探っているような新たな出発かなとも思いました。
そして聞いていくうちにこのアルバムは、イサカにたどり着いたシャイがそこまでの人生を振りかえって表現しているのではと思うようになりましたv。
古いのノイズの入った音を聴いていた過去、ヘブライだろうか歌われる歌、そうやって聞いてきて8曲目"Mirrors”故郷をはなれたちで、鏡に映った自分を確かめるようなピアノの後には、子供からのメーセージが届いたりとこれまでの場面場面が蘇っているようです。
14曲目、最後に英語でうたわれる"The One You Seek Is You”もその位置があるようなきがします。
アルバム・タイトル"The Stone Skipper”も時間と場所を次々にすごしてきたことじゃないかとおもうと、まことに勝手な解釈だけど、こんどのアルバムの位置が座りました。
と言うことは次のアルバムは新しいことへのアルバムになるのだろうか。
THE STONE SKIPPER / SHAI MAESTRO
Shai Maestro : piano keyboads percussion(tack10)
Jorge Roeder: bass fx
Ziv Ravitz: drums fx
Gretchen Parlato - Voice
Theo Bleckmann - Voice
Neli Andreeva - Voice
Kalina Andreeva - Voice
1 A Man, Morning, Street, Rain
2 Without Words
3 From One Soul to Another
4 Pearl
5 Stop Motion
6 Kunda kuchka
7 The Stone Skipper
8 Mirrors
9 The Message
10 Spirit (For Anat)
11 It's Your Blessing and Your Curse
12 Water Colors
13 Rain, Morning, a Man, Street
14 The One You Seek Is You
15 Epilogue