読み始めたSF映画の原作がどうもつづかない。100ページぐらいの短編が数作まとめられているのだけれど個性的な文体内容がどうも頭に入らない。もともと映画はすきだけどSF小説はほとんど読まないのでこちらの機能不全なのでしょう。
さて読むものがなくなったと困ったら、だれが買ったか家に評判の小説があった。
タイトルはどうもと思う側にたつけれど「君の膵臓がたべたい」
一日で読めるよとオクサンにいわれた軽いのか重たいのかの小説、高校2年の男子と膵臓の病気で死期がちかいクラスメートとのお話。
それでは気に入った一節
その時、異常がはじまろうとしていたことに気がついていなかったのは、僕が望むと望まざるにかかわらず、登場人物だったからだろう。小説でも、第一章がどこの場面かと知ることができるのは読者だけだ。登場人物は何もしらない。