シアトル出身のグレン・エリック・ハミルトンさんのデヴュー作だそうで、リー・チャイルドが「初球ホームラン」といったそうな。
祖父の頼みで、生まれ育ったシアトルに戻ると、祖父は何者かに頭を撃たれていて・・・っていうところから始まって、祖父とは強盗という過去も共有して・・・
という陸軍レンジャー、軍曹バン・ショウを主人公にした、生い立ちと、祖父との関係、を事件の解決とからめて語られるお話。
ジャック・リーチャーと似ていなくもない、というか感覚はとても良く似ているバン・ショウ軍曹だから、りー・チャイルドがホームランというのは解らないではないけれど、リーチャーよりか若干軟弱で、感覚も一般人に近いところに位置するかな。
この後3作がシリーズとしてでているようなので、軍をどうするのか、場所がシアトルの近くだから、彼女になったルースとか祖父の仲間ホリス、コーコランなんかは再登場するのだろうな。
謎を追うところは、謎の相手との駆け引きをかなり読ませてくれたけれど、最後に近いアクションは一寸安易かなというところでクリーン・ヒットと言うところではないだろうか。
軍曹というよりかは、カーボーイ的な主人公、次はどうするかは一寸棚上げかな。