我々の世代で一番耳になじんでいるのはビートルズのメロディじゃないかと思う。そうでないと、ビートルズの曲をいろいろなミュージシャンが演奏しているのをいつもホッとしながら聞いたり、つい買ってしまう理由が付かない。
ビル・フリのレノン集は私の旅行の一番のお供になっている。
それでついついビートルズの名前のあるアルバムを買ってしまうわけだけど、今回は正調弦楽4重奏のグループ。1985年に結成され、1991年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第1位を受賞、幅広いレパートリーに定評があるチェコの実力派クヮルテット、ヴィハン四重奏団というのだそうだ。
弦楽4重奏はついこのあいだもマティアス・ムジクム・カルテットという齋藤真知亜 (Violin)大林修子(Violin)中竹英昭(VA)藤森亮一(VC))の4人のビートルズ集をしいれたばかり。アレンジをすぎやまこういちがしていた。
奏者はこちらも一流だから、これはアレンジの違いが面白いところ。
すぎやまさんらしいPOPカラーのあるアレンジだったのにくらべて、こちらのアレンジはLubos Krtickaって人だそうだけど、こちらは正調の弦楽の枠に入って、結構モノトーンタイプ。
一寸クラシックになりすぎているから、これはクラシックの側から見たビートルズって感じで、それでもやはりこのメロディは気持ちを落ち着かせてくれるだな。
The Beatles / Wihan QUALTET
ヴィハン弦楽四重奏団
レオシュ・チェピツキー(第1vn)
ヤン・シュルマイステル(第2vn)
イジー・ジクムント(va)
アレシュ・カスプシーク(vc)
● エリナー・リグビー
● ブラックバード
● キャント・バイ・ミー・ラヴ
● ジュリア
● カム・トゥゲザー
● ヒア・カムズ・ザ・サン
● ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
● ミッシェル
● アイ・ウィル
● イエスタデイ
● ハニー・パイ
● フール・オン・ザ・ヒル
● アイ・ウォント・ユー