中古屋さんのチェロ棚で見つけたアルバム、今年の8月にリリースされたものだから、ちょっと得したな気持ちになった。
まるで知らないカルテットだけれど、解説に説明があったのでその解説。
「Cello(チェロ)×Opera(オペラ)=Cell’Opera(チェロペラ)の遊び心ある名前を冠し、2011年、パリ・オペラ座管弦楽団首席チェロ奏者オレリアン・サブレを中心として4人の主要メンバーによって結成されたチェロ四重奏団「クアチュオール・チェロペラ」。」
クラシックの小品からタンゴまでをチェロ・カルテットにアレンジして演奏しているもの。
(写真間違えてました。)
実はチェロ・カルテットでのアンサンブルを演って、とても楽しかったのでチェロ・アンサンブルは結構集めている。今度のアルバムは知っている曲も多くて、その分興味深い。
来年もアンサンブルを演りたいねとみなさん話しているけれど、楽譜がなかなか手に入らない。というか、演奏レベルが合うのがないのが問題。師匠もそれが悩み。来年の合宿に向けて良さそうなのが手に入るといい。このアルバムもそんなことを考えながら聞いていた。
もちろんパリ・オペラ管弦楽団のチェリストの技量は1番チェロから4番チェロまで差があるわけではないだろう、4番が特にやさしいというわけではないはず。でも師匠の門下たちでも結構テクニックある人いるし、なんか出来そうな曲がある。
特に後半のゆったり目の曲などはチャレンジしたくなる。CDから採譜という手もあるけれど、師匠にお願いしなければいけないし、それが結構の負担になってしまうと聞いている。それに著作権もある。
チャレンジしたいのは下の曲。
[10] マスネ : タイスの瞑想曲
[11] ドビュッシー : 亜麻色の髪の乙女
[13] フォーレ : 夢のあとに
[14] ピュッツ : タンゴ
[15] ピアソラ : オブリヴィオン
とくどくど書いているのは訳がある。アルバムに付いている解説に、この一文がある。
「一部の収録曲はBION RECORDSのホームページより楽譜の購入可能。」
でBION RECORDSに行ってみた。ジャケにもこんなロゴがある。
で安心していったら、これがなんとフランスのレーベルだった。東武トレーディングという会社も代理店になっているけれど、直接は販売しそうにない。といことはフランスへの問い合わせ、ちょっと躊躇しているところなのである。
Quatuor Cell'Opera
クアチュオール・チェロペラ (チェロ四重奏団):
【クララ・ストロース/
ジェレミー・ブーレ/
タチアナ・ウーデ/
オレリアン・サブレ】
録音:2014年6月、ル・ブルジェ(フランス)
「チェロ×オペラ チェロ四重奏小品集」
[1] グルック : パントマイム ~オペラ「アルセスト」より*
[2] J.S. バッハ : 賛美と誉れと栄光 BWV 231*
[3] ラモー : シャコンヌ ~オペラ「優雅なインドの国々」より*
[4] ヴェルディ : 花から花へ ~オペラ「椿姫」より*
[5]-[8] ビゼー : 前奏曲/煙草女工の歌/ハバネラ/セギディーヤ ~オペラ「カルメン」より*
[9] ワーグナー(H.ヤコボフスキー編曲) : オペラ「パルジファル」より抜粋
[10] マスネ : タイスの瞑想曲*
[11] ドビュッシー : 亜麻色の髪の乙女*
[12] ラヴェル : 道化師の朝の歌*
[13] フォーレ : 夢のあとに*
[14] ピュッツ : タンゴ
[15] ピアソラ : オブリヴィオン*
[16] ガーシュウィン (T. ミフネ編曲): フラグメント
* オレリアン・サブレ編曲