INKI SANDVAL がエストニアの首都タリンでの演奏した映像が良いのだけれどCDとDVDのセットはかなりお高くてスルーしていた。ほかにないかと探すとエストニアでのピアノ・ソロを収録したアルバムが3枚あった。
どれを買おうかと思ったけれど、どれが良いかは解らない。エーイッと3枚纏めて買ってみた。
2016年と17年に録音された3作ですべてエストニアのアヴェリヤンディにあるアルカディア・スタジオで録音されたものでこのWINTER POEMSが2016年の1作目。イサキはスペインのピアニストだけれど、以前にでたアルバムもすごく良かった。
暖かなスペインから北欧も北の方エストニアの少し寒い気候がイナキの感性にはぴったりあったのだろうか。
曲のタイトルを見ても、4つの夜想曲に雪や氷や河に風が並んでいてこの気候と自然から音楽が実に素直に引き出されたように感じる。
このアルバムと次のアルバム「MIMESIS」の曲がタリンのライヴで演奏されているからこの2枚でよしとしよう。
こちらは組曲形式のというかG MAJOR とB MINORでバリエーションしていくピアノ演奏。前作の方がタイトルがある分そのタイトルの情景があっていいような気もする。
もう一枚も同じ録音月がかかれているのでもしかすると続けざまにとったのかもしれない。
タイトルが「HARMONIC ETUDES」となって18曲の練習曲ということで、よりピアノの鳴りとか演奏変化を見せるところがありちょっとクラシック系でダークな感が増している。
ということで3枚纏めなければこれは判らなかったのだからいいけど、私的には抒情的なのがすきだから書いた順番に好きになった。ヨーロッパでの美しいピアノとして好みの方にはおすすめできる。