![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/1e/87c2e2587e775b5db650a33261a58513.jpg)
ロベルト・オルサーのサイトに行ったら知らないアルバムがあるので注文した。タブラとシタールとの変速トリオなので、どんなものかとも思うけれど、オルサーだからもちろん買いです。オルサーはパイプオルガンを学んでいますからとても広い音領域を持っています。
1曲目、美しいピアノのソロから始まってシタールがいったいどう入るのだろうと思う。まずタブラが入ってきてシタール、違和感はない。
2曲目はシタールの人のきょくだからインド調が強くなる。
3曲目はなんとアイルランドのトラッドをシタールで。
このトリオ、2014年に開かれた”East meets West"というコンサートで共演したのがきっかけで2018年にイタリアで録音されたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/f9/67dc8563ae5e7079d93980273548392c.jpg)
タブラとシタールは兄弟でしょうか、若いインド・ミュージシャン。
基本的にシタールの音も嫌いでないけど、これほど違和感のないというか、不思議な調和があるのに驚く。
このあと、ガルバレクの曲やスパニシュのトラヂショナルも演奏される。
ピアノやシタールが、アイリシュやスパニッシュが主張しあうというよりか、そこにあってゆったりと調和している。
変な話かもしれませんが、私今回の”令和”という元号が思い浮かんで仕方がありません。万葉集が原典だそうですから雅な世界なのでしょうが、ピアノやシタールが、アイリシュやスパニッシュそしてインド音楽という異なるものが、何の違和感もなく、調和している感。これが現代の調和であって欲しいような、たぶんそんな気がおきる調べでした。
anima mundi / ATLANTIS TRIO
Roberto Olzer (p)
Deobrat Mishra (sitar)
Prashant Mishra (tabla)
1. Atlantis
2. Song For Nuu
3. The Banks Of The Bann
4. Remembering Pramila
5. Brother Wind March
6. Darbari
7. Bhairavi
8. Lullaby