JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

アウトロー・オーシャン イアン・アービナ 著 黒木章人 訳

2022-02-05 16:09:57 | 


完全フリーになったらもっと本が読めるかと思っていたけど、まるで真逆で読む量が激減した。大好きなシリーズものでも、最後を橋折ったり、去年の10月に買った上下巻物もまだ半分近く残って停滞している。
図書館から借りたものは期限があるから、こちらに移った。本へに集中力が衰えたのは事実で、上下2冊同時にそろってしまってこれは読みけれないかもと読み始めました。ところがこれが面白い。4日ぐらいで上巻を読んでしまいました。
内容は海のうえで起きたいろいろな出来事のレポートになっている。最初の「嵐を呼ぶ追撃」は指名手配を受けている違法操業船とシーシェパードの船との100日以上に及ぶ追跡劇。著者も実際追跡船に乗り込んでレポートしているから迫力満点。と思えばイギリスの公海上に建造された砲台のための塔を勝手にシーランド公国としてしまった話。そして「違法常習者の船団」では小説「蟹工船」かと思われるようなレポート。にわかに信じれれなくて、ネットでみれば、その会社、韓国で海洋事業を大々的にやっていたり、SDGsってどこにいっているのかと思ってします。どの記事も2010年代、本当のことだ。ニューヨーク・タイムズ誌の記者である著者、実際にその現場からのレポートはジャーナリストの魂を強く感じる。
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