AMでミュージシャンを選んで聴いているけれど、本日選んだのは、ベーシストのジャン・ルイ・ラシンフォッセ、この人ピアノのJean-Philippe Collard-Nevenとのデュオで「Swcond Move」という素敵ななアルバムを作っていてる。
このデュオ、相性が良かったのでしょう、2枚目を出していて、それはAMで聞きました。
そのAMで続けて聞いていて、これはと思ったアルバム、これは持っていたいと注文しました。私あまりチェット・ベーカーは追っかけなかったので、知らなかった。こんな素敵なアルバムを作っていたのですね。3人名義の1985年録音の作品。
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1曲目ペットがやさしく歌いだすチャーリー・マリアーノの曲”Crystal Bells”イン・テンポになって流れるようぬなベイカーのアドリブにびっくり。今頃驚いてとチェット・ベーかーにもうしわけないような気持ち。チェットのドキュメンタリーや彼を描いた映画を観ているから悲劇的な感じを持ってしまっているけれど、こんなに優しいメロディを吹くのです。
2曲目は、軽くスウィングするホレス・シルバーの” Strollin”これも流れるようなフレーズ、ベースはぺデルセンの感じでウォーキングするし、そうするとキャサリーンとのアルバムを思い出します。
3曲目がJ.J.ジョンソンの" Lament"と美しいメロディの選曲がならび、ベイカーのバラッドに聞きほれます。
4曲目はR.バイラークの”Leaving”でここでもベイカーのソフトなペット・フレーズで始まって、バラッド・プレーが感応出来るのですが、晩年フレーズが枯渇して野ではと思っていたのが勘違い、だんだんとテンポをあげていくけれど、淀みない、唸り声が出てしまうほど凄い、キャサリーンもベースもまるでベイカーを煽り立てるように盛り上がります。
5曲目が”チェロキー”もちろんこちらは早弾き大会になる決まり、ぺデルセンのベースを思い出すラシンフォッセにカヤサリーンのカッティングの切れがいい。
最後がB.マルティーノの” Estate”と5曲目との並びもどはまり、なんかしみじみとアルバムを終わらしてくれました。
ということで天国のベイカーに思いを馳せました。
素晴らしいので久しぶりに全曲紹介になりました。良いなとおもっていたらネットに全曲がありましたので、皆さんも驚いてください。
CRISTAL BELLS / CHET BAKER,PHILP CATHERINE JEAN-LOUIS RASSINFOSSE
Jean-Louis Rassinfosse(b)
Chet Baker(tp)
Philip Catherine(g)
1985年作品
1 Crystal Bells
2 Strollin
3 Lament
4 Leaving
5 Cherokee
6 Estate