
マリリン・マズールというパーカッショニストはとても面白いリズムをつくるけれど、おっかけというほどではなかった。でもAMで選んで聴いていたら、これは凄いというミュージシャンがメンバーだった。
”ジャズ批評”で賞も取ったらしいけれど、知らなかった。お恥ずかしいけど、素晴らしい出会いになったから、まっいいか。
平林牧子というピアニストはは1966年生まれで、デンマークで活躍しているそうだ。調べたら8枚のアルバムが見つかった。
クラウス・ホウマン (ベース)とマリリン・マズールとのトリオ演奏が4枚、ちょっと日本を感じる間あいと、ハモニー、それに乗ったメロディの落ち着いた響きが素晴らしい。このクラウス・ホウマンというベースも柔らかい音色でとても気に入った。
8枚はこちら。

『マキコ』 - Makiko (2006年、Enja) ※平林牧子トリオ名義。クラウス・ホウマン (ベース)、マリリン・マズール (ドラム、パーカッション、ボイス)参加

『Grey to Blue』

『ハイド・アンド・シーク』 - Hide and Seek (2009年、Enja) ※平林牧子トリオ名義

『Binocular』

『シュアリー』 - Surely (2013年、Enja) ※平林牧子トリオ名義

『ゴング』 - Gong (2016年、Gateway) ※ボブ・ロックウェルとのデュオ

『ホエア・ザ・シー・ブレイクス』 - Where The Sea Breaks (2018年、Enja/Yellowbird) ※平林牧子トリオ名義

『ウエヴァース』 (2021年 enja → Solid CDSOL-46494)
ただで聞いていては申し訳ないので(タダではないか)1枚選んで購入することにして、選んだのが「SURELY」。
この日本盤にはストリング・カルテットとクワイアが加わった、”ジャズミュ-ジシャンによるヘンデル”、「Mysteries of Life – The Hendel Project」というボ―ナスCDが付いていて、それはAMでは聞けないので、そちらから聞き出した。ヘンデルのメサイアに触インスパイアされて書かれた平林牧子のオリジナルで、この人の作曲の力も凄い。
ピアノ・トリオの部分もあり、クワイアが加わるとメサイアの雰囲気が包み込み、このCDボーナスというよりか独立して1つのアルバム以上の存在感があった。50分まさに圧巻のステージだったと思う。

2か月後に録音されたのが「SURELY 」でこちらはピアノ・トリオ・ジャズ。マリリンの特徴あるパーカションが色彩となるトリオ。軽やかな恩賞を持ちながら整然とした落ち着きがあるフレージング、故越智峪聞くことが出来る。

ベースのクラウス・ホウマンはマリリン・マズールのダンナサンだった。
説明もだいぶ長くなってしまったから、曲の方はやめにして、1曲聞いてもあった方がいいでしょう。
ということで、このアルバムのタイトル曲”SURELY ”をお楽しみください。
SURELY / MAKIKO HIRABAYASI
1. シュアリー
2. ムーン・ベルズ
3. アサンダー、アサンダー
4. ライフ・オブ・ア・カクタス
5. ステッピング・オン・イット
6. ブラック
7. 沖縄のうた
8. 鷲と天使
9. パラシュート・シティ
10. 涙の景色
11. パラドックス
12. チャレンジ
13. インディゴ
平林 牧子 Makiko Hirabayashi(piano)
クラウス・ホウマン Klavs Hovman(bass)
マリリン・マズール Marilyn Mazur(drums,percussion,voice)
2013年4月22日&23日ドイツ-ミュンヘンのRealistic Sound録音
※HiQuolity CD
▼日本盤限定ボーナス盤:Mysteries of Life – The Hendel Project
Makiko Hirabayashi Trio
Thoams Prokein String Qaurtet
Halle University Choir
Jens Lorenz (cond.)
2013年2月9日 / ドイツ
1. Darkness And Light
2. Gifts
3. 2011
4. Good Will
5. Percussion Interlude
6. Stripes
7. Asunder Asunder
8. Singing In Your Veins
9. And There Was No Man
10. Break Away