1965年2月17日と18日録音の「Nature boy」を聴いたけれど、実は一番好きなのは1965年3月28日のそれだ。この演奏で大好きになった。
詩人のリロイ・ジョーンズが黒人アーティストの地位向上のために立ち上げた、”ブラック・アーツ・レパートリー・シアター”のベネフィット・コンサートが行われ、そこにアルバート・アイラー、アーチ―・シェップ、グレイシャン・モンカー、チャールス・トリヴァーなどが参加したのだけれど、ここにトレーンのカルテットも参加し1曲を演奏した。
それが「Nature boy」で演奏時間は7分58秒、テーマから落ち着いたこの会場では貫禄の演奏になっている。1曲だけの演奏に存在感を込めたという感じ。この1曲を聴きたいという記事にしてこの演奏を書いたことがある。ぜひ探して聞いてください。テーマからアドリヴの展開が見事。
そしてこの2日まえに2曲、年末に聴いたアルバムが録音されている。
「Song Of Prais New York 1965」
このアルバムにはあと2曲、1965年5月7日の演奏がカップリングされている。