
ルイジ・マルチナーレの新しいアルバムは旺盛な生産活動(?本人はわかる)を伝え聞く豊田さんのアルボーレ・レコードからの3枚目です。
1曲目。配分の良いリズムとピアノ・フレーズ、そして望んで参加してもらったリューベン・ロジャースのベースソロ、その後のルイジの落ち着いたピアノソロと素晴らしい始まりです。
2曲目をいかにもおちついたリチャード・ロジャースの“ Bewitched, Bothered and Bewildered”を始めるのもなかなかいい感じ、ピアニストが好きな曲を選んで弾く素晴らしさが伝わってきます。その後のベース・ソロも素晴らしい。
3曲目、ルイジらしい軽快な曲、なんでこの人の曲は踊るようになるのでしょうか。
とてもやさしい感じになる曲名は“Christmas Eve”、そうこうやってクリスマス・イブはすごしたいという様な気持ち、ベース・ソロなどとてもたのしそうなのが良い。(ドラムスのスネアは一寸押さえてくれたらもっといい。)
5曲目、ルイジとしてはめずらしい、ジャズ・ロック調の曲、でもそこはカンツォーネを歌うルイジがいてとてもスウィグする曲になるのです。
6曲目スヴェンソンに捧げられた曲は、ルイジも彼が好きだったのだと解ってただただうれしい、リューベンのベース・ソロがこれは素晴らしい。
7曲目“Invitation”をどのように演奏するかも思っていると、こうやって歌が広がるのがルイジなのです。
8曲目、タイトル通り“Gentle Touch”を楽しむ曲、これもルイジ。
11曲目、東洋風なスケールで始まるまじめなルイジらしいインプロ、そして美しく終焉してくれるのでした。
昨年みたルイジのソロは日本の曲が最後でしたが、アルボーレだし日本の思い出をうたってくれたのかな、あの日と同じ帽子の素晴らしいアルバムでした。
STRANGE DAYS / Luigi Martinale
Luigi Martinale (p)
Reuben Rogers (b)
Paolo Franciscone (ds)
1. Strange Days
2. Bewitched, Bothered and Bewildered
3. The Electric Blue Flight Case
4. Christmas Eve
5. Oops, A Pop One
6. Passaggio Ad E.S.T.
7. Invitation
8. Gentle Touch
9. What Is This Thing Called Love
10. The Magic In Looking Back
11. Anyway A Good Day
が、いろいろあって、のびちゃった。
でも、絶対、最中さまも気に入ってるだろうなぁ、と、思ってたので、大変嬉しいです。
しっかりしたタッチ、濡れたようなしっとり感、、もう、きりりとした演奏、、たまらんですね。
そして、ベーシストが期待にこたえた素晴らしい働きだと感じました。。
トラバ、、届きますように。。
発売日を知っていたので、すぐ後にunに行ったのにない、ちょっと時間をおいてみつけました。
貴女の記事のとおり、うまくルイジのピアノをとらえていますね。
TBありがとうございました。