昨年、久しぶりに渡辺貞夫を福島で聴いたときには、その音の素晴らしさとフレーズの若々しさに吃驚しました。
読売新聞にここのところ生い立ちの記事がありますが、私たちより一時代昔の戦時体験者なのですね。音楽の若さとその体験に差があってでもそこはかわいらしい。
福島ではヤングライオンということで、貞夫と新人ミュージシャンの競演でした。ハクエイ・キムがピアノを勤めましたので観にいきましたが、ナベサダのきびしい視線から演奏がつづくと、驚きとやさしい視線に変わっていったことを思い出します。
そんなうれしい思い出から、渡辺貞夫のアルバムはほとんど買っていませんでしたが、中古屋さんでみてとても欲しくなりました。
そして気に入って、ここのところ続けざまに聞いています。3月の年度末、いろいろな変化が起こりつつあり、その変化を感じつつのこのアルバムです。
渡辺貞夫のフュージョン系のメンバーを集めたアルバムは1曲目、やさしいアルトのメロディー、とても軽やかで、私事ですが去年一年と違って来期はある意味軽くなって、それでこの音楽がとても素直にきれいに聞こえてくるのです。
2曲目はボッサのリズムでこれも貞夫が語りかけるよう、最近の演奏その渡辺貞夫の人間的な面がとても心地よいのです。
そんなとても実際にも暖かい音楽を陽だまりできいているとなんだか幸せを呼び込みそうな気がしてくるのです。
確定申告の打ち合わせもあって息子1がいる事務所近くまで会いに行きました。休みの日にこんなところを歩くのはめずらしいのですか、外国にいるみたい、お昼を一緒しました。
必要な書類なんかをもらって、事務所に戻る息子と別れて、まっすぐ帰るのはなんだかちょっともったいない。それでオクサン一押しのお店でもう少しいただくことにしました。
渡辺貞夫のこのアルバムを聴きながらかいているのですが、4曲目“Requiem for Love
”のバラッド演奏が素晴らしい、佐藤允彦の富樫雅彦にささげたアルバムで吹いている曲がすばらしかったのですが、それに近い感じです。
5曲目はフルートでリズミカルなボッサ、リチャード・ボナが出現したときに凄くおどろいたのですが、そのあとあまり聴かなくなっていましたが、久しぶりのベース・ラインやはり軽やかで気持ちが良い、今日の雰囲気は軽やかなのです。
6曲目“Koulamanite”はボナのヴォーカルで確かボナ自身のアルバムでも歌っていたのでないでしょうか、途中のGeorge Whitty のピアノがシャープでいい感じです。
さてしばらくあるいてビルの地下にあるのがこんなお店です。
どう見ても一杯飲み屋の感じですが、実際そうかもしれませんが、牡蠣を食べさせるお店、都心に幾店舗かあるみたいですが、昼真っから生ガキをやっているのはここです。
もちろんキリリとした白ワインを一本いただいてまずは生ガキをいただきました。ボールに日本産3種、とお勧め一種類が乗っています。普段使うボールに氷、その上にカキですから、とても身近です。
そのあとは焼き牡蠣です。これでとてもお安いのです。
音楽の法は8曲目ここでもボナのヴォーカル、食事と音楽がぴったりとあっている感じです。
こんな真っ黒な塊は焼きあがったカキですが、これをあけるとふくよかな白い肌のカキがいるのです。
10曲目やさしいナイロン弦のギターとフルートで演奏されるのは“Wheel of Life”というタイトル曲、キューブラ・ロス女史の著書に影響受けてつくられた曲のようですが、人生大変な時があっても、またその反対に暖かい陽だまりみたいなときもあるのだと思うような演奏です。
ですから最後の曲はまるで選んだように“Spring - All Buautiful Days”フルートでやさしく、ちょっと涙がこぼれるのです。
このお店とてもすばらしいのできちんと紹介しましょう。有楽町国際ビルの地下1階にある「ジャクポット」というお店で、ここでとっても元気な(サービスもとても良い)栃木県生まれのゆうこチャンがいます。
Spring - All Buautiful Days でした。
Wheel of Life / Sadao Watanabe
Sadao Watanabe (alto & soprano Saxsophone,flute) ,
Richard Bona (electric-bass, electric-guitar, Percussion, Vocals) ,
George Whitty (piano fender ,keyboards) ,
Nathaniel Townsley (drums) ,
Mike Stern (electric-guitar) ,
Romero Lubambo (acoustic-guitar)
Recorded in New York February 2003.
1. One for You
2. Tembea
3. Basie's at Night
4. Requiem for Love
5. Wind & Trees
6. Koulamanite
7. Waiting Song
8. Isabelle
9. Jindungo
10. Wheel of Life
11. Spring - All Buautiful Days
ハクエイさんの曲はなかったですが、ソロの部分ではハクエイさんらしいフレーズも聴け満足でした。
メジャデビュー後はさらに忙しくなったはずなのに、
お元気そうで安心しました!
そしていつもと同じように接していただき感謝です。
いろんな記事で、新たな真実(?)を知ることになっていますが、
私も高校生頃からプログレを聴いていたので、
そんな話もできたらよかったなと今思いました。
私の名前はプログレバンド「CAMEL」から取ったのです。
写真を見てたら食べたくなりました(笑)
渡辺貞夫さんのCDは ベスト盤しか持っていないのですが 「カリフォルニア・シャワ-」とか 人気の曲が入っています。『THE BEST SADAO WATANABE』というアルバムで 9曲目の「NICE SHOT」が好きです。
ナベサダさんは わたしの両親も好きで 結婚前に二人でライブに行ったこともあるらしいです♪
フュ-ジョンは 軽くて春にいいですね。
牡蠣も おいしいですよね。
ということで わたしのお気に入りの『オイスタ-&ガンボ』の日記 よかったら御覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/tm-0117/e/4ed12ef0217f979644b7a50f725fe5b0?guid=ON
ハクエイとはしばらくごぶさたですが、香港から帰っても元気そうなので安心しました。
ハクエイがプログレ、キース・エマーソンが好きだったのはとても良くわかります。キング・クリムゾンも好きでそれってとても良いことですね。(私も嫌いでありません。)
キャメルは名前は聞いたことありますが、残念ながら記憶にはないです。
キャメルとクリムゾンの時間差はわかりませんが、音楽はつながっていますよね。
ナベサダさんが、ここのところとて生き生きとしたフレーズで貴女の好きなころにとても近い元気です。
ナベサダはフュージョンでかたずけられない人なんですよ。このアルバムもしかり、出来たら富樫雅彦へのトリビュート・アルバム「マイ・ワンダフル・ライフ 」の“My Wonderful Life”を聴いてみてください。
心からやさしさが伝わるのです。