シェフを描いた映画が好きで見つければ大抵見るようにしている。
作ると工程の美しさとか、出来上がったスイートの美しさが見どころだ。
今回は22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書をもとに映画化した、つらい少年時代を過ごした孤独な青年が極上のスイーツで奇跡を起こす姿を描いた作品となっている。
少年時代の少年と、青年になった主人公の雰囲気だちがうので、そこに違和感があったというのが最初の印象。二人が同一人物と認識してからの映画は、主人公の不利益な事象ががかなりでていて、気持ち的に残念に思うところが多く、つらいけれど、自伝でこれが現実だったのだろうと思う。
結果的にはチャンピオンだからめでたしで、それは良かったというところ。
一番美しいのは、やはりスイートを作る工程の描写、と出来上がったスイートの美しさ。
ヤジット氏自体が監修もしているようで、そこのところは妥協がないと思う。
それを観て、これを食べたいとおもって、実際は食べない方がいいのだろうと思う映画だった。
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