チャールス・ロイドといえば私の場合はどうしてもキースがいて、デジョネットがいた時代のアルバムになってしまいます。
その後はずっと言うよりかずーーーと聴いていませんでした。
数年前に中古屋さんで「The Water Is Wide」を拾いましたが、うーん、ロイドだな~と思いましたが、あまり衝撃を受けるということもありませんでした。
新作が昨年出てその評判がblogでも良かったのを覚えていて、中古屋さんでひろいました。
1曲目、tablaのリズムからはじまるは音楽はパーカションとホーンの組み合わせのライブ録音です。3曲目、ロイドがテナーを吹くとさすがに良い、貫禄というか、達観というか、長いフレーズを気を散らさない統一感さすがだと思います。
タブラやパーカッションの安定した技量の上にロイドの培った精神集中が素晴らしく発揮されているライヴだとおもいます。
5曲目ではちょっとご詠歌くさい感じもあり、あれ抹香くさいと考え出してしまいました。アルバムは統一されたコンサートのサウンドですのでイメージは統一され、ロイドのなかなか素晴らしいパーフォマンスとリズムを楽しめて、いいと思うアルバムです。
ただ精神世界の祈り的なところが濃厚にあり、凡人の私には、これが愛聴盤になることはないし、悪いと思わないけど、なかなか凄い出来だとおもいながら、盆か暮に一度お会いしたいように思う感じです。
Sangam / Charles Lloyd
Charles Lloyd tenor and alto sazophones,tarpgato,bass and alto flutes,piano percusion
ZAkir Hussain tabla,voice,percusion
Eric Harland drums,percussion,piano
1. Dancing on One Foot
2. Tales of Rumi
3. Sangam
4. Nataraj
5. Guman
6. Tender Warriors
7. Hymne to the Mother
8. Lady in the Harbor
9. Little Peace
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