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トロンボーンという楽器は大変難しいと言われています。私などは実際その楽器を持ってみると音階を取るか解らない楽器です。JAZZで素晴らしいトロンボーンを聴かされると、男の意気を感じてしまいます。
日本のミュージシャンの新しい人を聴きませんでしたが、中川 英二郎のあたらしいアルバム“E”を聴いてみました。
とてもバラエティに富んだアルバムで2曲目は確かバイオリンの曲で寺井尚子なども演奏していた曲、小曽根のピアノがとても締りをつけています。
3曲目は中川の曲で、プログラムも入れたPOPな味わいの曲、とても張りのある、またテクニカルな響きを持つトロンボーンです。
4曲目はファンキーテーストの効いた小曽根の曲で、カーティス・フラーをちょっと思い浮かべます。近藤和彦のアルトも効く楽しい曲です。
5曲目は中川と小曽根のDUOで、小曽根ってこれほど凄いと感じていなかったので、思っていたよりとても芯があるピアノです。(小曽根ファンごめんなさい)
良い演奏です。
6曲目は一変、ボッサ・リズムで巾の広さを感じさせます。ここでは近藤のフルートが効いてきます。
7曲目はギターとのDUOでのボッサ、8曲目はステーヴィー・ワンダーの曲をチェンバーでと色々ですが、この色々の中で、好きな中川色を探すのでしょうか。
9曲目はG線上のアリア、これはクラシックをちゃんとした人のアプローチになっていて、基礎がはっきり解る演奏、逆に育ちの良さがわかってしまう感じは受けます。
最後は小曽根とドラムスとのトリオ、トロンボーン特有の強い音でのバリバリ音がとても少なく(好きな傾向ですが)、でもあえてそれも入れてバラエティしていくととても楽しくなりそうです。
今年の横浜JAZZあたり、お会いしたい人になありました。
E Eijiro Nakagawa
小曽根 真 piano
新沢 健一郎 piano,Prog
近藤和彦 flute Alto sax
天野清継 gitar
阿部浩二 gitar
大儀見元 per
藤井摂 Drums
1 アイ・アム(中川 英二郎)
2 チャルダッシュ(V.モンティー)
3 ジャーニー・オブ・ア・ローズ(中川 英二郎)
4 ソリッド・オブ・レヴォリューション(新澤 健一郎)
5 ユー・アー・ノット・アローン(小曽根 真)
6 シークレット・ゲート(中川 英二郎)
7 エンドレス・サマー(中川 英二郎)
8 オーヴァージョイド(S.ワンダー)
9 G線上のアリア(J.S.バッハ)
10 イントゥ・ザ・スカイ(中川 英二郎)
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