中古屋さんでJAZZのコーナーのアザーインスツルメントで探していたアルバムが一枚見つかったので気を良くして、TAGOの棚をざっと見ます。
TANGOのアーティストはまるで知りませんから、これは勘で買って勘も含めて楽しみます。
思わぬヒットがあるのでこの買い方をつづけていますが、アンリャっていうのも間々あって、それが溜まっていきます。
これを名づけて誤タンゴクラブ、どっかで聞いたような良い響きです。
先日タンゴの棚から買ったのが2枚、まずはちょっと怪しげなジャケでこれは尖鋭的なタンゴをえんそうしているのかな、SAXという文字が見えたので買ってみました。
聞いてみて驚いた、これがサックス4重奏団、パリのサックス奏者ジャン・ピエール・バラクリオリの主催するグループで、この人がソプラノ、以外アルト、テナー、バリトンの4本です。
最初の3曲がピアソラの曲、ジャケットはとても怪しいのに、アンサンブルはとても整然としているのです。
2曲目アデイオス・ノニーノ、この曲好きなんです。これがソプラノと思う高い澄んだ高い音で、アレンジもしっかりしていて聞きほれました。
おなじみのリベルタンゴにつづいてはラ・クンパルシータでした。怪しいジャケで曲名まで見ませんでしたからこれも嬉しい誤りでした。
5曲目上品なアンサンブル、JAZZの緊迫した管の合奏も良いけれど、このような充分に練習したと思われるアンサンブルも聞いていて心地良いのです。
8曲目も知った曲、9曲目はアンデスのポピュラーミュージック、フォークロアです。
どうやらタンゴだけにとどまらない、サックスでの南米音楽集だったようで、よくよくCDを見ればパリでリリースされたものでした。
まあ思っていた事とは違っていましたが、面白かったです。
そしてもう一枚、同じTANGOの棚にあったもの、ジャケがカッコいいので買いました。楽団がいかにもツァー最中という感じです。
裏を見ると、一癖ありそうな若者たち、これは若者TANGO演奏家がフレッシュな現代TANGOを演奏しているのに決まってます。
グループ名が「NESIAN MYSTIK」だそうで、これはミステークでした。
「ニジアン・ミスティック」知っている人たちには常識なのかもしれませんが、ここにはTANGOはないみたい。
ちょっと検索してみて解りました。
“1999年、オークランドのウェスタン・スプリングス・カレッジ在学中に同校の音楽室で結成された6人組のHip Hop/R&Bグループ「Nesian Mystik」。マオリ、トンガ、サモア、クック諸島というポリネシアのルーツを持つ彼らは、Hip HopやR&Bに南太平洋のエッセンスを加え、軽やかでメロディアスな独特のサウンドで瞬く間にブレイク”
だそうで日本にも来日しているのですね。
今年を最期に解散するらしいです。
ということでここまで違う音楽が流れて吃驚(けっして悪い演奏ではありません。)
誤タンゴクラブで長く語り継がれるでしょう。
Revolucionario / 4UATRE
Jean=Pierre BARAGLIOLI, Soprano
Antoine BÉLEC, Alto
Eric PIERRE, Tenor
Pascal LEVERT, Baritone
1 レヴォリューショナリオ (ピアソラ)
2 アディオス・ノニーノ (ピアソラ)
3 リベルタンゴ (ピアソラ)
4 ラ・クンパルシータ (ロドリゲス)
5 ケスタ・アダージョ (ガルデル)
6 フェゴ・レント (サラン)
7 ベダシート・デ・シエロ (スタンポーニ)
8 エル・チョクロ (ヴィヨロド)
9 Huayno
10 Chacarera
11 Procession
12 Carnavalito
13 TAngo virtuoso
14 4勇士 (ジエコ)
15 アイジェン (グビッチ)
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