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春一歩から再び expressions / mateusz smoczynski

2012-03-27 22:12:08 | 聞いてますCDおすすめ


名前からしてポーランドの人たちだとはおもうけれど、まるで知らない、バイオリンとギターの編成もおもしろそうなので買いました。
新譜3枚と一緒だったけれど、一番驚いたのがこれだから、このアルバムを書きたくなりました。

1曲目、出だしのバイオリンの音はストレートで芯があって気持ちが良い。それに続く繊細なピアノ・フレーズもとても良い、この二人ピアノが兄の兄弟です。
ずいぶん以前に、ポーランドのアルバムをみたならまず買いましょう、などと言っていたけれどずいぶん数量がふえたのでそれは無理になりました。
でもバイオリン入りでこのジャケット、これは大丈夫だろうと思うのが大当たりです。
調べてみれば、ご無沙汰のオラシオさんも大絶賛の2008年のアルバムでした。
2曲目出だしは「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン」と同じ行き方、これがなかなかおもしろい。
3曲目、バイオリンのピッチカートと生ベースのピアノの音が幻想的に絡み合う美しい曲。
4曲目はがらりとかわって、マイク・ノックの4th Wayを思わせるジャズ・ロック、なぜ今の時代にこのようなと思うけれど、そこが時代をグシャグシャとするところのあるポーランド、4th Wayにギターのサム・ブラウンが加わったようでこちらの方が生き生きしています。
5曲目、ピアノのラインは再びオーネット・コールマンのゴールデン・サークル、そうなるとバックのピアノもチャールス・モフェットのあのドラミングに聞こえてきます。
6曲目の曲名が“ブルース・フォー・オーネット”になっていたのでなんだかうなずけるけれどその6曲目はフランスのミュゼットも少し入った演奏です。
8曲目、バイオリンの音はとても好みが分かれるところですが、この人音色もいくつか使い分けて合格以上、東欧風のバイオリンのソロラインがすばらしい。

コルトレーンに捧げたアルバムの次のアルバムだそうですが、とても気持ちがすがすがしい。

ちょっとまじめ過ぎるほどに写った写真をみても、もうすぐ始まる新学期(新年度)まるで知らない新しい人とがんばってみようと意気込みわくようなアルバムです。

で題は“春一歩から再び”じつはこの題前に書いた。ここでいい音でベースを弾いているWojciech Pulcyn をさがしていたら、自分の記事にたどり着きました。
2年前の4月のはじめ、ですからまだすこし時間がある、春一歩の準備中です。



expressions / mateusz smoczynski

Mateusz Smoczynski - violin
Konrad Zemler - guitar
Jan Smoczynski - piano, tambourine, sleight belles
Wojciech Pulcyn - bass
Lukasz Zyta - drums, percussion

01. Reversion
02. Life Motive
03. First Of April
04. My Village
05. Freetkownica
06. Blues For Ornette
07. Pull Seen
08. Bolobosso
09. Express
10. Hump






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