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大好きな作家ジェフリー・ディーヴァーが007を書いたというのでとっても驚いたけれど、解るような気もする。図書館の順番をだいぶ待って読み終わりました。
007はイアン・フレミングが生んだヒーローで、今では映画の方が有名になったかもしれませんが、私はイアン・フレミングの書いたジェームス・ボンドです。
昔、出版されたころは、ピストルマークがついた東京創元社の文庫とカラフルな早川ミステリーの2社から出ていて早川ミステリーの方はとてもおしゃれでした。
覚えているのは「サンダーボール作戦」ぐらいまででしょうか。
ですから途中のボンド作家二人の本はまるで知りません。
そして現代に生きるボンド、時代を反映してか、昔より気まじめでとても紳士になった感じです。
ほんの内容はディーヴァーなのでもちろん標準以上、らしいトラップとか捜査思考などが出てきて楽しい。リンカーン・ライム・シリーズ、もキャサリン・ダンス・シリーズもしっかり出してほしいけれど、こちらも独自の味があっておもしろかった。
ちょっと味見を
そのとき、大きな声が背後から聞こえた。女の声だ。
「シラマ!」
ボンドは振り返った。ベッカー・ジョルダーンが溝から這い出してきた。手で顔を拭い、口から血を吐き出している。怪我はないらしい。
~ 中略 ~
「ハイトは?」
「死んだ」ボンドは言った。
「マサンデ!」ジョルダーンが吐き捨てるように言う。
ンコシが楽しげににやりとした。
意味解らないでしょうが、言ったのは独立心に燃える南アフリカの女性警部、少し後の答えは
「最初のはズールー語で・・・・英語で言う"クソ"」
「なるほど、それなら俺の辞書にもいろんなバリエーションが載っているよ。で、もう一つは?」
そちらは知らない方が、特に女性が言う部分じゃないので・・・・割愛。
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