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CDを買った時にはとても良く、その時ピアノとドラムスが来日していたのでだれか聞いてレポートしてほしいなどと書きました。
でもそのあとすっかりとわすれていたらその記事に知り合いの神戸の方(姫と書いていろいろ方面からやめろというわれるので)(日本で指折りのライブ・ファンだと思う)からコメントをいただいた。
このオリジナル・トリオ・メンバーで来日していて、京都で聴いたらとても良いので、コットン・クラブに日帰りで聴きに行くので行きませんかということでした。神戸からですよ、CDが出た時にとても良いけれど、生はどうだろうかと気になっていたし、コットンクラブの自由席なら早くいけばいい席座れるというので予約しました。
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でいってみれば3人目(実は並んでいる2人に3名ついかになったけれど)オクサンは開場ぎりぎりにきて、鍵盤のみえる一番いい席に着くことができました。お隣になった女性二人もとても感じがよくてこれは良かった。(メモとってるのをみられて、当blogの宣伝もしたけれど、リップ・サービスではありません。
このトリオ、それほど有名だとは思わないけれど、開場時には長い列が出来ていて驚きました。ほぼ満席です。
1st、1曲目、これアルバムの1曲目だと思います。すばらしく安定した関係が、CDと同じというかそれを超えていることが解ります。CDの紹介の時にESTを通り越して来た世代の独自の色彩と書きましたがまさに詩の通りです。
2曲目、クラシックをベースにしたようなハーモニーで始まるこの曲も聴いています。ベースソロ、大きな手だけれどちょっと小指が短いかななどと、つまらないことが気にかかります。いや音程とても良いです。CDがニセでないことは2曲目で分りました。まさにヨーロッパ、ルクセンブルクのピアノ・トリオです。
3曲目、ヨーロッパ、ルクセンブルグの永~い歴史の上にあるトリオと言えるでしょうか。
4曲目は調子が変わってちょっとダークな感じ、ピアノが一寸線が細いかなと感じることもあるけれど、弾くところでひいているのでそれは違って巾もって演奏しているのでしょう。
5曲目、ベースソロは音程がしっかりしているから気持ちが良い。その後のピアノ、うまいから後はパッションをどう表現するかと思っていたらこの五曲目でパッションも見せてくれました。
6曲目、ピアノとベースのユニゾンから始まる曲は、MCにもあったけれど子供のころからの友達という、とても協和というかんじが伝わる内省的な演奏です。
7曲目、5曲目が入魂の演奏だったから、6曲目、7曲目でヒートアップしても良いと思うのだけれど、これが今のクールな若者かもしれません。
8曲目、タイトルを“かもめ”と紹介したでしょうか、とても広々とした感じで、ピアノとドラムスのラインで始まってベースとのユニゾンが何とも気持ちを和ませます。
スタートして70分を超えて来たのに9曲目を演奏して、次のステージまで時間が短いのに大丈夫とこちらが心配してしまいました。
ブルースの入った落ち着いた曲のアンコールも演ってくれました。
終わってお隣の方にご挨拶して支払いにたったら、支払いのための番号札をテーブルに置き忘れたのに気が付きました。一寸みっともないけれど、お隣の方に再び挨拶をしていたら、一寸どよめきが起こりました。
2ndまであまり時間がないのに、トリオのメンバーが出てきています。1stなのでサインはないかなと思っていたのですが、ちゃんと時間をとってくれました。
ということで初来日のベースと後のふたりにまた来日してねと挨拶してサインがそろいました。
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