JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

二度おいしい VERDANT VALLY / ART HIRAHARA

2023-03-10 15:32:07 | 聞いてますCDおすすめ


AM聞いていて、いいピアノだとおもっていくつか聞いて選んだのがこちら、最新のひとつ前の作品だけれどべーすもいいのでこちらにした。アート・ひらはあらは目にもいいと思ったけれど買ってはいなかった。

1曲目これもいくつかのアルバムでいいと思ったテナーのドニー・マキャスリンが
2曲目はピアノトリオでロシアのベーシスト、ボリス・コズロフがいいアルコ・ソロを聞かせる。
3曲目は再びマキャスリンが入って、やはりメインで吹きこむ。もちろんヒラハラもソロをとるけれど、テナーをうまい具合に活かすピアノ。
4曲目はピアノ・トリオで美しいバラッド。
このアルバム、マキャスリンが入ったカルテットとピアノ・トリオが交互に演奏される。そのどちらもそれぞれの良さがある。テナーが入ればテナーの歌が楽しいし、ピアノ・トリオでは落ち着いたピアノの上手さに聞き入る。熱量の違いが面白い具合に並ぶ。
そして最後にマキャスリンはテナーからアルト・フルートに持ち替える。こちらは美しい音色とメロディー、交互の異なる色が最後に溶けあったような、これ意識的だと思う。

VERDANT VALLY / ART HIRAHARA

Art Hirahara - piano, organ 6
Donny McCaslin - tenor saxophone #1, 3, 5, 7,9, alto flute #11
Boris Kozlov - bass
Rudy Royston - drums, percussion
2022年作品

1. Zero Hour (A. Hirahara)
2. Verdant Valley (A. Hirahara)
3. The Shadowist (A. Hirahara)
4. Truth Called Love (A. Hirahara)
5. Symbiosis (A. Hirahara)
6. Sphere Of The Muses (A. Hirahara)
7. Escherian Steps (A. Hirahara)
8. Lost (W. Shorter)
9. Danza Por Arte (B. Kozlov)
10. Ships Passing (A. Hirahara)
11. I Used To Love Her (R. Royston)
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スペイン 梅 うなぎ

2023-03-08 16:52:16 | その他
オヨメサンが二人目の天使の出産のため実家にしばらく行くので、一人目の天使に会いに行った。
夜は近くのスペイン料理店、なかなかレベルが高い。

まずは生ハムの食べ比べ



その後はピンチョスをいろいろ頼む。すべて300円。



生ハムのクリーム煮イベリコチーズをのせ焼いたもの



パプリカとトマトで似たイイダコにジャガイモのピューレを合わせたもの
青唐辛子の酢漬けとオリーブかたくちいわしの酢漬け
マッシュルームと生ハム



キノコと卵黄



ヒレステーキ 低温調理でとても柔らかい

翌日家に帰る途中で梅見物







  

その後オクサンご推薦のこちらでこれ





昔はこのようなお店だったそうだ。



ということで良い春を感じた。



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次はアンサンブル Drifting / Mette Henriette

2023-03-06 15:10:49 | 聞いてますCDおすすめ


Mette Henrietteと出会ったのは2016年でもう7年がたった。彼女の名前を冠したECMデヴュー作は2枚組、まるで聖職者のようにストイックにサックスに接しているように感じた。



Mette Henriette

次はどんなあアルバムなのだろうと楽しみにしたのだけれど、次がなかなかでない。まだかまだかと思っているうちに7年がたったら、やっと出たということで見逃さないでよかった。
デヴュー作はピアノ、チェロとのトリオと弦楽の多いアンサンブルの組み合わせで、トリオの方が彼女の要素、アンサンブルがその展開のような形だったが、今回のアルバム、そのトリオの方と同じメンバのトリオだった。

  

全15曲でこれも前作と同じ。やはり彼女がとらえる世界が出来上がっていて、ものトーンの不可思議な部屋に迷い込んだような感覚になる。その部屋には15の抽象的な現代彫刻がおかれ、こちらはそれを眺めていくというようだ。全曲彼女の作品、ある意味統一された色彩で作られている。サックスの音色の方は、しっかりと研鑽をつんっだことを感じる。わあたしは日本のクラシック・サックス・プレーヤーの上野耕平の音を想い浮かべた。
アート的なものは苦手という人には受けないかもしれないけれど、世界はいろいろに見えるものだと思う。
前作ではアンサンブルの方が刺激的で、どちらかというとそちらにおどろいたので、ぜひ次は何年もたたないうちに、アンサンブルの演奏を出して欲しい。

Drifting / Mette Henriette

Mette Henriette(ts, composition)
Johan Lindvall(p)
Judith Hamann(violoncello)

1.The 7th
2.Across the floor
3.I villvind
4.Cadat
5.Chasse
6.Drifting
7.Oversoar
8.Rue du Renaud
9.Indrifting You
10.A Choo
11.Shedda, Fas



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合掌 / WAYNE SHORTER

2023-03-04 13:06:10 | 聞いてますCDおすすめ
ウエイン・ショーターが亡くなった。89歳だそうだから衝撃ではないのだろうが、巨匠はいつまでもいるような気がしていた。
ジャズ・メッセンジャーズ、マイルス、ウエザー、VSOPとこの人のいるアルバムが枚数としては一番多いということで,じつは永きにわたっての存在だった。
何かを聴いて弔いにしようかと思って、これは昔を思い出しつつLPレコードから選んで聴くのが良いと思う。

それで昔聞き始めころの「JUJU」が良いかなと思ったけれど、「ODESSEY OF ISKA」から聞き始めた 。古いブルー・ノートは好きだけれど新しい音楽を作り始めた、このアルバムは、ショーターのその後の基本を示すアルバムになっていたと思う。



1970年8月の録音で、ビッチェス・ブリューの1969年を通り越した後の、ウエザー結成の直前アルバムということでとても意味のあるアルバムになっていたと思う。
ブルー・ノートでこんサウンドを作るというのも時代だし、ウエザーに行かなかったら、ショーターの音楽はどうなっていたかも想像を掻き立てる。

次はということで1976年のV.S.O.Pの演奏を聴いている。そこでのショーターの名曲”Nefertete",多くのグループが演奏する名曲を残していったのでした。このグループ、ハンコックの色が強いけれど、この曲はショーターの色で染まりました。



でもやっぱり「JUJU」これジャズの聞き始めのころ、中古屋さんで買ったもの。



あとLPであるのはマイルスのこれと



ウエザーのこれ



最後にジャズ・メッセンジャーズで占めておこう。「FIRST FLIGHT TO TOKYO:THE LOST 1961 RECORDINGS」、実はこれはCD、最近手に入れた。



永い間、ありがとう。



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天国に思いを馳せる CRISTAL BELLS / CHET BAKER,PHILP CATHERINE JEAN-LOUIS RASSINFOSSE

2023-03-02 15:42:12 | 聞いてますCDおすすめ


AMでミュージシャンを選んで聴いているけれど、本日選んだのは、ベーシストのジャン・ルイ・ラシンフォッセ、この人ピアノのJean-Philippe Collard-Nevenとのデュオで「Swcond Move」という素敵ななアルバムを作っていてる。



このデュオ、相性が良かったのでしょう、2枚目を出していて、それはAMで聞きました。



そのAMで続けて聞いていて、これはと思ったアルバム、これは持っていたいと注文しました。私あまりチェット・ベーカーは追っかけなかったので、知らなかった。こんな素敵なアルバムを作っていたのですね。3人名義の1985年録音の作品。
.
1曲目ペットがやさしく歌いだすチャーリー・マリアーノの曲”Crystal Bells”イン・テンポになって流れるようぬなベイカーのアドリブにびっくり。今頃驚いてとチェット・ベーかーにもうしわけないような気持ち。チェットのドキュメンタリーや彼を描いた映画を観ているから悲劇的な感じを持ってしまっているけれど、こんなに優しいメロディを吹くのです。
2曲目は、軽くスウィングするホレス・シルバーの” Strollin”これも流れるようなフレーズ、ベースはぺデルセンの感じでウォーキングするし、そうするとキャサリーンとのアルバムを思い出します。
3曲目がJ.J.ジョンソンの" Lament"と美しいメロディの選曲がならび、ベイカーのバラッドに聞きほれます。
4曲目はR.バイラークの”Leaving”でここでもベイカーのソフトなペット・フレーズで始まって、バラッド・プレーが感応出来るのですが、晩年フレーズが枯渇して野ではと思っていたのが勘違い、だんだんとテンポをあげていくけれど、淀みない、唸り声が出てしまうほど凄い、キャサリーンもベースもまるでベイカーを煽り立てるように盛り上がります。
5曲目が”チェロキー”もちろんこちらは早弾き大会になる決まり、ぺデルセンのベースを思い出すラシンフォッセにカヤサリーンのカッティングの切れがいい。
最後がB.マルティーノの” Estate”と5曲目との並びもどはまり、なんかしみじみとアルバムを終わらしてくれました。

ということで天国のベイカーに思いを馳せました。
素晴らしいので久しぶりに全曲紹介になりました。良いなとおもっていたらネットに全曲がありましたので、皆さんも驚いてください。



CRISTAL BELLS / CHET BAKER,PHILP CATHERINE JEAN-LOUIS RASSINFOSSE

Jean-Louis Rassinfosse(b)
Chet Baker(tp)
Philip Catherine(g)
1985年作品

1 Crystal Bells
2 Strollin
3 Lament
4 Leaving
5 Cherokee
6 Estate


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