さて、GP2Y0E03 をアナログ出力で使うのは簡単です。
単に Vout の出力をアナログポートで読み出すだけです。
まあ、電源電圧が3.3Vなので、レギュレータなどで降圧する必要はありますが・・・
で、このセンサーの素晴らしいところは、計測した距離に対して、出力の電圧が線形になることです。
データシートのグラフはこのようになっています。
x=(long)analogRead(2)*5.0/1024;
y=-26.7*x+63.3;
こんな感じの変換式で、距離が分かります。
これまでの、シャープの測距モジュールは、アナログ出力が線形で無いため、いくつもの場合分けが必要でした。 さらに、出力のグラフが山形だったので、出力の電圧だけでは、計測した距離が、近いのか遠いのかが分からないというおまけ付きでした。
ちなみに、私は、この SHARPセンサー を PSD と呼んでいたのですが・・・
赤外線を受光する部分がPSDであり、赤外線を発する部分とPSDが組み合わされて、このSHARPセンサーが構成されている、というのが正しいようです。
ところで、一番の興味は、このめっちゃ小型の距離センサーが、超音波センサーの代りとして使えるのか・・・ということなんですが・・・
私が実験した限りでは、センサーとして性能(正確性)は超音波センサーの勝ちだと思います。
(出力の値が、けっこう振らつきます。 アナログだから仕方がないのかも・・・)
I2Cでの計測の実験をしていないので、まだ何とも言えませんが・・・
大きさや価格は、大変魅力的なのですがねぇ。