ロボカップジュニアのレスキュー競技には、銀の被災者と緑の被災者の2種類があります。 この2種類の被災者を光センサーで判別することになります。
つまり、地の色の「白」、線の色の「黒」、被災者の「銀」、被災者の「緑」の4色を判別します。 ルール上は、「銀」「白」「緑」「黒」の順に明るさの判別ができるはずなのですが・・・「M&Y」の技術不足なのか、「黒」と「緑」が判別できません。 そのため、Mのプログラムのテクニック?でなんとか緑の被災者を判別しています。
レスキューチームの中には、光センサーを改造して「緑色」を判別できるようにしているようです。 光センサーには、通常赤色の発光ダイオードが付いていますが、青色や緑色の発光ダイオードに換装しているようですが・・・本当に「緑色」が判別できるか実験してみました。
まず、通常の状態(赤色の発光ダイオードが光っている状態)で計ると、「白が60」「黒が50」「緑も50」です。 計る毎に黒も緑も数字が2~3変わりますが、やはり黒と緑の判別はできません。
赤色の発光ダイオードの光を、黒のビニールテープで塞いで計ると、色に関係なく「45」になってしまいました。
白色の発光ダイオードを電池につないで、光センサーの近くで光らせても、緑色の発光ダイオードを光らせても、黒と緑の判別はできそうにありません。
しかし、青色の発光ダイオードを光センサーの近くで光らせてみると、黒と緑で4くらいの差があります。 確かにこれなら、緑色の判別ができるかもしれません。
それでは、他のチームと同じ様に改造ができるのかどうか、分解してみました。 どうも分解するには「壊す」しかないようです。 とりあえず、カバーを外してみると・・・小さな発光ダイオードがあります。 ここのところ、ハンダ付けが好きになったYでも、ちょっとこの発光ダイオードの換装は簡単にはできそうにないなあ。