関東ブロック大会から、一日が経ち
頭も冷えてきたところで・・・振り返って書いてみようと思います。
レスキューBには、7チームがエントリーしました。
関東ブロックには4つのノードがありますが、その全部からエントリーがあったのは良かったと思います。
しかし、1チームは、当日(理由は知りませんが)参加しませんでした。
だから、大会当日に揃ったのは6チームでした。
朝、会場に着くと、さすがに体育館なので冷え冷えです。
でも、ジェットヒーターが会場内に5~6個あり、すごい熱を放出していました。
近くに行くと暖かい・・・というよりも熱い・・・のですが、さすがに大体育館だけあって、暖かくなるには時間がかかるようです。
で、困ったのが被災者に使う使い捨てカイロです。
いつもは35度位になってくれて、被災者の役割を果たしてくれるのですが・・・
気温が12度位なので、20度前後までしか暖かくなってくれません。
これじゃあ、さすがに、レスキューBの競技は厳しいか・・・
09:00からの開会式が終わって、チームミーティングになっても、被災者の温度はそれほど上がりません。
11:00頃に靴用の使い捨てカイロをもらいました。これをフィールドに設置してみると、みるみる温度が上がり50度前後までになりました。(このときに試しに設置したのが2個)
これなら大丈夫・・・ということで、追加を買ってきてもらいました。
12:00くらいに、温度を測ったら、普通の使い捨てカイロは温度が低かったので、全部取り外して、靴用に貼り換えました(残りの6個)
これで安心して競技ができると思いきや・・・
1回目の競技の時に、2個だけ被災者を発見しません(スルーですか)
リトライしても、やっぱり無視です。
競技が終わって、その2個の温度を測ると、25度くらいに下がっていました。
靴用は5時間と書かれていたのですが、2時間程度で(熱くなった分)燃え尽きてしまったようです。
ということで、2回目の競技の前に貼り換えました。
これで、被災者問題は、なんとかなりました。
練習を見ていると、同じところで誤発見を繰り返すロボットがありました。
スタートして、必ず隣のタイルで誤発見をします。
片方は、銀のタイルに反射した天井の照明を検知しているように思いました。(本当かどうかわかりません)でも、そのチームのメンバーは、「銀の近くで必ず誤発見する」と言っていました。
確かに、競技中も他の銀タイルの近くになると誤発見をしていました。
これは・・・自分たちで対応してもらうしか無いようです。
で、もう一方は、スタートの隣のタイルの壁に被災者が居ると誤検知して、レスキューキットを配りまくります。
私たちは「2タイル目の悪魔が居る」と呼んでいました。(笑)
で、犯人は、ジェットヒーターでした。
舞台の上に置かれていたジェットヒータの赤外線が、白のプラダンの壁を透過して、そのチームのロボットの温度センサーが感知していたらしいです。
アリーナとジェットヒーターの間に遮蔽物を置いたら、何もなかったように誤発見がなくなりました。
(こんなに、離れていたんですけどねぇ。)
それにしても、白のプラダンを透過して先を見ることができる素晴らしいセンサーです。(これ、M&Yが2010年に使っていたヤツです。あまり性能が良すぎて、遠くの壁の被災者まで発見してしまうので、やめた経緯があります。)
とりえあず、環境的な問題は、これくらいだったと思います。
運営は、なかなかうまくいっていたと思います。
スタッフの数も、十分だったのですんなりと進みました。
特に主審をやってくれたのが、2013年にレスキューBでオランダ世界大会に参加したOBだったので、全く問題ありませんでした。
それから、いつもYから、「お父さんの説明長い」と言われていたので、運営やルールの解釈の説明もサッパリと終わらせました。
車検は、あらかじめテクニカルシートを準備させておいたので、順番にチームを呼びました。
まずは、大きさ、レスキューキットを見る、センサーの話、被災者の発見方法、迷路抜けの話などをインタビューしました。
なんとなく、レスキューBは(ロボカップジュニアの)経験者が多いためか・・・
チームメンバーも慣れていて、競技会がスムースに(紳士的に)流れていく感じでした。