次のお題は「レッドゾーン」です。
1.6 Red Zone:
1.6.1 The black line may end at the entrance to the last room (the Red Zone) or the bottom of the ramp, so that robots are required to utilise some form of search strategy to locate the victim and the exit and finishing line in the last room. The Victim may be located anywhere on the floor of the Red Zone, but must be at least 10 cm from the nearest wall.
1.6.2 At the entrance to the Red Zone, there will be a 25mm x 250mm strip of reflective silver tape on the floor.
1.6.3 An Evacuation Point tile will be used within one corner of the Red Zone. It will take the form of a right angled triangle, with sides of 300mm x 300mm and a black floor.
1.6.4 For the Secondary competition, the 'Evacuation Point' tile will consist of a right angled triangle, sides of 300mm x 300mm and a height of 60mm, painted black.
1.6.5 The Red Zone will have an entrance door only. The mission will be considered complete once the victim is successfully moved to the evacuation area.
1.6 レッドゾーン
1.6.1 黒いラインを最後の部屋(「レッドゾーン」)の入口、または傾斜路の下で終わりにし、ロボットが何らかの探索手段を使って、被災者や部屋の出口、最後の部屋の避難場所を見つけるようにするかもしれません。 被災者は最後の部屋のフロア上のどこかに置かれますが、最も近くの壁から10cm 以上離れた位置でなければなりません。
1.6.2 最後の部屋の入口には25mm×250mm の反射する銀のテープが貼られます。
1.6.3 避難場所は最後の部屋の角の1つに設置されます。 避難場所は黒色で300mm×300mm の正方形を半分にした直角三角形です。
1.6.4 セカンダリの避難場所は300mm×300mm の正方形を半分にした直角三角形で高さが60mmの黒色の台です。
1.6.5 最後の部屋は入口のみとし、被災者を避難場所に運び終えると競技終了になります。
こんな感じでしょうかねぇ。
基本的には2010年ルールと変わっていません。
でも、まず章のタイトルが変わっています。
まず、1.6.1 で黒線の終わりの位置を規定します。 規定するといっても、お得意の「~かもしれません」ですね。(笑)
M&Yがロボカップに始めて参加したのは2007年でしたが、もう2007年にはレッドゾーンに黒線がありませんでした。 でも、レッドゾーンの入口までは黒線がありました。 傾斜路に黒線がなくなったのは2008年以降ですね。 でも、ルール上は「黒線は傾斜路の下でなくなっているかもしれません」ですけど・・・
黒線があれば、ロボットは黒線を辿るだけで良いのですが・・・黒線が無いところは自分で考えなければなりません。 黒線の無い部屋では自分で考えて、出口を探し、被災者を探し、被災者を送り届ける避難場所を探します。
実は2010年は 1.6.1 の意味が理解できませんでした。 だって線の無い部屋はレッドゾーンだけだし、レッドゾーンには出口がないのに・・・「出口を探すようにしても良い」と言われても・・・しかも 1.6.5 で、「最後の部屋は入口しかない」って言ってるし・・・矛盾!
でも、2011年ルールでは、傾斜路部屋が定義されたので、「(傾斜路)部屋の出口を探す」というのが、やっと理解できました。
で、逆に考えると・・・傾斜路にもレッドゾーンにも黒線があるのもアリなんですね。 レッドゾーンの入口から避難場所まで黒線が引かれていて、その途中に被災者の缶が置かれている・・・というのもあるかもしれません・・・いやっ無い無い!(笑)
1.6.2 では、レッドゾーンの入口に銀のテープが貼られるます。 この銀のテープを感知して、「ここから先はレッドゾーンだぞ!」と判断することや、レッドゾーンを 俳諧 徘徊しているロボットに、「このまま進むとレッドゾーンを出ちゃうよ」と検知させることができます。
ちなみに、M&Yは、この銀テープを利用したことはありません。(キッパリ)
1.6.3 プライマリの避難場所を説明してます。 30cm×30cm正方形を斜めに半分にした直角二等辺三角形の黒い領域です。 それが、レッドゾーンの四隅のどこかに設置されます。
1.6.4 セカンダリの避難場所を説明しています。 プライマリと同様に30cm×30cm正方形を斜めに半分にした直角二等辺三角形の黒い領域なのですが、高さが6cmの台になっています。
1.6.5 最後の部屋には出口は無く、被災者を救助した時点で競技終了となります。
2010年ルールでは rightangled triangle と表記していましたが、2011年ルールでは right angled triangle と3つの単語になりました。確かに、私が持っている辞書にも、直角は3つの単語で書かれていました。