これまで、何度も(世界大会も含めて)競技の審判はやったことがありますが・・・
先日のNESTロボコンで初めてプレゼンポスターの審査員をしました。
評価をする項目が3項目ありました・・・
最初は、順番にプレゼンポスターを見て、3項目のそれぞれの点数を付けて、次のプレゼンポスターを見る・・・とやっていたのですが、いつのまにか相対的な評価がズレてしまうので・・・
以下のようなやり方に切り替えました。
①とりあえず、全部のプレゼンポスターを読む
②1項目目について、全部の評価をする。
③2項目目について、全部の評価をする。
④3項目目について、全部の評価をする。
⑤合計得点を出してみて(自分としての)順位をつける。
⑥改めて上位のプレゼンポスターを見て、順位付けが正しいかを確認する。
あくまでも人間の評価なので、ブレないようにするのが大変ですねぇ。
プレゼンポスターは用紙の大きさがA3縦なので、大した大きさじゃありません。
この小さな領域の中に、必要な情報を詰め込んで行くのですが・・・
小さな文字でびっしり書かれているポスターもあれば
情報がほとんど書かれておらず、空白が目立つポスターもあります。
もう、様々な主張がありました。
私の評価は
①まず、読めること。文字が小さすぎず、地の色と文字のコントラストが高いこと。文字が細すぎないこと。つまり、文字自体が読みやすいこと。これを最重要評価にしました。まず、読みやすくなければ読んでもらえません・・・ですよね。
②次が記述項目です。何を伝えたいのか、何を表現したいのか、です。この小さな領域に概要を入れたいのか、ある特定の話を詳細に書きたいのか・・・
まあ、普通に考えれば、活動の目的、目標、ハード、ソフト、意気込みなどが揃っていれば良いかな・・・こんな感じです。
③3つ目は、判り易さですね。読む相手に伝わる文章であるか・・・そして、文字では伝わらないことが絵や図があると10倍も100倍も伝わりますよね。
簡潔で十分な説明文と的確な図
もう、これ以上は何も要りません・・・(笑)
と・・・偉そうに書いてますが、M&Yのプレゼンは、それはそれは幼稚なものでした。(恥)
他の審査員の講評の中にあった「何で競技だけでなく、プレゼンポスターを作らなければならないんだろうと疑問でした」というのは、誰しも考えることだと思います。
私自身も最初は、そう思っていました・・・(笑)
ただ、既に世界大会のサッカーでは、競技の結果以上にプレゼン(インタビューやポスター、その他)の評価で順位が決まるようになっています。
今後は、成果物や結果だけでなくプロセスを評価する形になる流れなんでしょうね。