まずは、ロボカップの競技の流れですが・・・(杉並区科学館のロボットコンテストも基本的に同様です。)
・受付 参加費用(と関東ブロックの会員費)の支払いと、当日の競技順などの資料を受け取ります。
・パドックでの準備 チームメンバーはパドックに入り、パソコンやロボットの準備をします。 準備の時間は競技台を使用できる場合が多いようです。 また、この時間にプレゼンポスターを指定した場所に貼ります。 この準備の時間に明るさなどを調整していくのですが、場所によっては時間の経過と共に明るさが変化する場合があります。 可能であれば、競技直前に計測しなおしたほうが良いと思います。
・開会式 当日の注意点などの説明があります。 基本的には聞くだけです。
・車検 ロボットがルールに適合しているか審判が確認します。 (これは結構厳しいです。 キチント22㎝の円筒に収まっていないと、作り直しをさせられるようです。 また、折りたたんである部品を伸ばした状態で計測されます。) その前後に、インタピューがあります。 通常は「ロボットの特徴を教えてください」「どんなところに苦労しましたか」という質問があり、チームメンバに答えさせます。 (メンバーが複数の場合は、「メンバーの役割を教えてください」というのが定番のようです。)
「M&Y」の場合は、
審判:ロボットの特徴を教えてください。
M:シンプルで頑丈なところです。
審判:苦労したところはどこですか。
Y:坂道でよく転げ落ちたので、重心が低くなるように何度も作り直しました。
審判:チームメンバーの役割を教えてください。
M:私がプログラムを作りました。
Y:僕がロボットを作りました。
こんな感じ・・・
・競技開始 審判がチーム名(やチーム番号)をアナウンスするので、チームリーダはロボットを持って競技台にいきます。 ロボットをスタート位置に置き、審判の指示でスタートボタンを押します。 あとはロボットの動きをじっと見守るだけです。
競技の開始は、時刻が決められている場合と、前の競技が終わったら、すぐに次の競技が始まってしまう場合があります。 前者であれば、時刻を間違えないようにすれば良いだけなのですが・・・ 後者の場合は、ずっと前の競技を確認していなければなりません。 (参加の申し込みしていても)当日に参加していないチームもあり、順番が飛ぶことがあります。
・競技終了 審判がその競技の採点結果をチームリーダに確認します。 その採点結果がOKであれば、サインをします。 逆に審判の採点が不服の場合は、抗議することができます。 (審判への抗議は、チームリーダやメンバの作業です。)
あとは結果(表彰)を待つだけです。
・表彰式 成績が優秀なチームが表彰されます。 上位大会への出場権をもらった場合には、出場するかどうかの意志確認が最後にあります。
・次の大会への出場手続き 基本的には、大会運営側にて手配してくれます。 確認や情報が必要であれば、メールで問い合わせがくるので、それに回答します。
というのが、大体の流れですが・・・それでは、メンターは何をすれば良いのでしょうか。 当日は基本的には何もありません。 ただ、メンバーの作業を見守るだけです。 (パドックにはメンターも保護者も入れません。)
中島先生は、「大会へは、往復の交通機関利用を含めて、メンバーに計画させて、自主的に参加させる。」とおっしゃっていました。
それを考えると、チーム「M&Y」は、今年は非常に過保護であったと反省しております。
2011.2.10 修正補足
2010年ルールから、ロボットの大きさ制限がなくなりましたので、車検でのサイズの確認はなくなります。 もしかすると、部屋のゲートの25cm×25cmを抜けられるかどうかのサイズ確認はあるかもしれません。