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改めて RCJJ(RoboCupJunior JAPAN)茨城ノード大会2020です。
茨城ノードが他のノード大会と変わって見えるのは・・・スタッフにメンターや親がいないことです。
スタッフは、会場を提供してくれている(ノード長の職場の)土浦日大の先生と生徒さん達と、エディソル(塾)のスタッフの方々が担当しています。
だから、チームメンバーのメンターや親も会場には来るのですが・・・なんだかお客様みたい・・・(いや、実際、ただのお客様です)
そんな中で、私は、なぜかスタッフとして参加しています。(笑)
さて、何と言っても、今回はレスキューの2020年ルールに挑戦したことが特記事項でしょう。
レスキュー(ライン)には、A,B,Cの3つのフィールドがあり、AとBでWL(ワールドリーグ)、BとCでNL(日本リーグ)の競技をしました。
で・・・フィールドAだけが2020年ルールでした。
つまり、WLのチームは、フィールドAでは2020年ルール、フィールドBでは2019年ルール・・・という、なかなかハードな競技会です。
では、フィールドAの紹介です。
はい、2020年ルールを採用したフィールドAです。
手前にシーソー、その先に青色のレスキューキットが置かれています。
さらに、左の救助部屋には(入口と)出口があり、出口の先には赤いテープが貼られたゴールタイルがあります。
では、簡単に解説・・・
スタートは右上です。
最初に「にょろにょろ」があって、ロボットがちゃんとライントレースをしているか確認します。
まずは、交差点を直進です。そのさっきに緩い右カーブでバンプが2つあります。右直角の後に行き止まりでUターンです。
今度は来た道を戻って、左直角の後に、左カーブのバンプが2つを越えます。
今度は交差点を左に曲がって、十字路を直進します。緩いU字でUターンした後に、直角に上に大きな障害物が置かれています。
障害物の回避の直後に右直角、上り傾斜路と続きます。
傾斜路を上ると、左直角、下り傾斜路、左直角と続きます。(ここが難しい!)
交差点は左に曲がって、緩いカーブのあとにギャップがあります。
そして、シーソー、バンプ2つ、レスキューキットと続いて、最後に交差点を左に曲がって救助部屋に入ります。
2020年ルールは、チェックポイントを運営者が決めるので・・・シーソーの前後と障害物の後に設定しました。(合計3つ)
茨城ノードのHPに競技結果が掲載されていますが、そんなに悪い成績ではありませんでした。
ただ、被災者の救助が全くできませんでした。(救助部屋にはいるだけで精一杯)
レスキューキットを移送する機能のあるロボットもありませんでした。(レスキューキットをロボットに貼り付けて移動するアイディアはあったのですが・・・)
ということで、2020年ルールから、点数が掛け算になる、大量得点のチャンスを活かせたチームは残念ながらありませんでした。
で・・・2020年ルールで新しく加わったシーソーもキチントできていました。
はい、もう、私が変な説明をするよりも、見て頂いた方が速いと思います。
とてもスムースに倒れました。
ロボットが普通に進むと、急にバタンと倒れるので、(特に重心の高い)ロボットは、前にころげて倒れていました。
初めて挑戦するシーソーに、ほとんどのチームは、前に(転げないように)つっかえ棒を追加する方法で乗り切っていました。
(ということで、シーソーはかなりのチームが普通にクリアできました)
できれば、重力加速度センサーなどで、ロボットがシーソーに乗っていることを検知して、バタンと倒れる前にはゆっくり進んで静かにシーゾーが倒れるようにしてくれると良いのですがねぇ。
えーと、あと2つフィールドがあるので、別の記事で紹介します。
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