じゃあ次は Scoring です。
3.5. Scoring:
3.5. 得点:
3.5.1. Robots are rewarded 20 points for each “victim” that they identify in the arena. To identify a victim, a robot must flash a lamp on and off for two seconds while it is within 100 mm of that victim.
3.5.1. ロボットはアリーナ内の被災者を一人発見するごとに20 ポイント与えられる。ロボットは被災者の100mm以内で、少なくとも2 秒間ランプをON/OFFさせて点滅させ、被災者を発見したことを知らせなければならない。
迷路内に配置された被災者を発見すると得られる被災者の得点です。 被災者からの距離100mm以内で2秒間ランプを点滅させます。 「ロボットを停止しなさい」という指示はありませんので、停止する必要はありません。 しかし、ランプを点滅している2秒間にわたって100mm以内に居なければ得点になりませんので、どのチームのロボットも停止してランプを光らせていました。
ただ、停止した位置が被災者から100mm以内だったかどうかについては、ちょっと適当だったと思います。 多少離れた位置で停止してランプを光らせても、誤発見にならなかったような記憶が・・・
3.5.2. Robots are rewarded 10 points for each room (group of 4 by 4 squares) that they cross.
3.5.2. ロボットは各部屋(4×4 のグループ)を抜けるごとに10 ポイント与えられる。
部屋得点です。
部屋の出口を越えると(ロボットが完全に出ると)得点が認められました。
上のルールには書かれていませんが、廊下を越えても部屋得点をもらえたらしいです。
(廊下も、小さな部屋と考える・・・これは2008年にAshleyから言われたことです。)
2階の部屋は出口やゴールが無かったので、部屋得点はありませんでした。
3.5.3. Robots are rewarded 20 points for successfully negotiating a ramp without any assistance on the first attempt, but only 10 points for successfully negotiating it on the second or third attempt.
3.5.3. ロボットは傾斜路の最初のアプローチでなんの手助け無しに登りきることができた場合、20 ポイント与えられる。 2回目、3回目のアプローチで登りきることができた場合は、10 ポイント与えられる。
傾斜路の得点です。
傾斜路を上り始めて・・・でも途中で詰まったりして、再度下からの挑戦で上まで行けた場合は10点ということらしいのですが・・・
そんな中途半端なチームは居なかったように思います。
傾斜路を上れるチームのロボットは1回目のトライで上れるし・・・傾斜路が苦手なチームのロボットは何回やっても上れませんでした。 (きっぱり)
何処まで行けば傾斜路得点なのか・・・については、ロボットが傾斜路の上の水平部分に達したらOKだったように思います。 (2階の部屋に入らなくても傾斜路得点は認められていた)
(レスキューAは、傾斜路を上がって2階の部屋に入れたら、傾斜路の得点となっていたようです。)
3.5.4. Robots are penalized 5 points for making false victim identification.
3.5.4. ロボットが間違って被災者と特定した場合、5 ポイント減点される。
今度は減点ですね。
被災者のいないところで被災者発見のアピールをしてしまうと、「誤発見」で5点の減点です。
でも、これもちょっと適当なところがありました。
本当に近くに何もないところでランプが光るのはちゃんと「誤発見」になっていたと思うのですが・・・ちょっと離れたところの被災者を発見してしてしまっても「誤発見」にはしていなかったと思います。 (柵の外から見ている限りでは・・・少なくとも100mmという長さを測ったりはしていなかった・・・)
M&Yのロボットの温度センサーは性能が良かったので(笑) 2ブロック先くらいの被災者は余裕で発見してくれちゃったりしてました。
さらにすごいのが・・・アメリカのチーム「RKRS」のロボットは、壁の向こう側の被災者を発見できてました。
(透視ですか 笑)
3.5.5. Robots are penalized 10 points for being over a black square for longer than 5 seconds.
3.5.5. ロボットが行き止まりにあたる黒いフロアの上に5 秒以上滞在した場合、10 ポイント減点される。
レスキューB特有の減点です。
迷路の行き止まりのどん詰まりは、床が黒くなっていました。 この黒いシートの上に5秒間以上居ると10点の減点らしいです。
ロボットの一部が入ってもカウントは開始せずに、ロボットが完全に入ってから5秒のカウントをしていました。
M&Yのロボットも、この減点を食らったらしいです。 2回目の競技で、迷走をしているときに行き止まりに入り込み、壁にぶつかっては回転を繰り返す中で5秒のペナルティを取られたらしいです。
3.5.6. Robots are penalized 20 points for each lack of progress (see section 3.6).
3.5.6. ロボットが競技進行停止となった場合(下記3.6 を参照)、停止になるたびに20 ポイント減点される。
競技進行停止の減点です。
M&Yは、1回目と2回目の競技では、この減点の嵐で泣きました。
この20点の減点は大きいです。 これを繰り返すと・・・簡単にマイナス得点になっちゃいます。 3回目以降の競技では、得点を伸ばすことではなく、減点をなくす方針に切り替えました。
3.5.7. Ties in scoring will be resolved on the basis of the time taken by each robot to complete the course.
3.5.7. 得点が同点となった場合は、それぞれのロボット(またはロボットのチーム)がコースを完了するのに要した時間で勝敗が決められる。
レスキューBは、ゴ-ルがないので、途中棄権=競技終了でした。
終了すると、その時点の競技時間が記録されました。
同点の場合は競技時間の合計が少ないチームの勝ちになりました。
最終日のSuperTeamsでは、1位~3位が同点という激戦でした。 これらの順位は競技時間で決まりました。 (時間が短い方が勝ち)