高専ロボコン2009ねた その7です。
ご存知のとおり、今回の全国大会で優勝したのは香川高専(詫間キャンパス)でした。
(香川高専・・・というより詫間電波のほうが判りやすいのに・・・)
今回の課題であるダンシングカップルのルールは結構厳しいと思いますが、それを乗り越え決勝の場で満点を出したのは、やはり素晴しいと思います。
ダンシングカップの課題の中で、「ローリングジャンプ」は30点という大きな得点があり、一発逆転を狙うチームは、最後にこの大技を繰り出してきます。
しかし、大量得点の裏には、ロボットの破損(大破?)という大きなリスクが付きまといます。
香川高専は、決勝まで、この「ローリングジャンプ」を出さずに勝ち残ってきました。
そして、決勝では「ローリングジャンプ」を含む全ての課題をこなしました。
特に素晴しかったのは、決勝でスターポールの上には呉高専の戦艦大和が乗っているにもかかわらず、(それを落とさないで)自分達の宝物(玉手箱)をポールの上に置きました。
大きな機体にも関わらず、細かい調整ができるのがすごいです。
さらに、競技開始前の調整時間で、ピットメンバー各人の作業がキチントマニュアル化(手順化)されているらしく、ロボットの最初の位置合わせや、始業点検みたいなものとかを毎回きっちりやっていました。
(勝つための、プロジェクトになっていました。 昨年の沖縄高専みたいなのかなぁ。)
競技が終了すると、観客や審査員に(競技では見せられなかった)機能や技を見せる「アピールタイム」があったのですが・・・このチームは「次の試合の調整をしたいから・・・」と言って、アピールをしませんでした。
優勝が決まると、会場に銀の紙ふぶきが大量に降りました。
これ、どうするんだろう?
と、思ってみてると・・・スタッフが手早く掃除していきました。