昨年の東京ノード大会から始まった「M&Y」の短いロボカップ人生のなかで、心に残った走りについて述べたいと思います。
昨年の全国大会であるジャパンオープン大阪の予選2回目で、プライマリの「THE LATEST」が満点を出しました。 「THE LATEST」のロボットはRCXを2個搭載して、とても他のチームが真似の出来ないような作りでした。 もともと難易度の高いコースである上に、レッドゾーンには障害物が置かれていました。 そんなコースを精密機械のように淡々と進んでいくロボットは、他のチームとはレベルの違った脅威のロボットと思えました。 満点を出した時のガッツポーズが忘れられません。
「THE LASTEST」は昨年でプライマリを卒業してしまったので・・・
我家では、「THE LASTEST」は永遠にプライマリの日本チャンピオンです。
同じく、昨年の全国大会であるジャパンオープン大阪での決勝での、セカンダリの「P2」の競技です。 予選も決勝も2回の競技の合計点で勝敗が決まります。 しかし、「P2」は一回目の競技では「レッドゾーンのプログラムが誤発動してしまい」残念な結果になっていました。 しかし、二回目の競技はすばらしい走りでした。「P2」のロボットは、NXTで組まれており、(NXTにしては)非常にコンパクトにまとめられていました。 左右の回転もとてもスムースでネズミのようにクルクルと回転し、スッースッーと進んでいきます。 最後は、決め打ち方式で決めてくれました。 私の中では、一番忘れられない走りです。
昨年の東京ノードに出場した「P1」のロボットは、私の中では一番の「びっくりドッキリメカ」です。
結構大きな車体で、どちらが前かわからないような(う~む説明しずらい)異様な存在感を持っています。
このロボットのすごいところは、3個の光センサーの間隔を変えられるようになっていました。 普通にライントレースをするときには、光センサーの間隔を狭めます。 ギャップやレッドゾーンなど、広い範囲でセンサーを働かせたいときには、間隔を広げます。 これはすごい!本当にすごい! まさにびっくりです。
ぜひ、高専の殿堂入りして欲しかったロボットです。
最後に、「LINK」です。
今年の東京ノード大会で、みごとな「決め打ち方式」を決めてレッドゾーンでの完璧な走りを見せてくれました。 「決め打ち方式」は、十分な練習時間が与えられている全国大会などでは有効だと思いますが、東京ノード大会では、十分な時間がなく、参加チームが多いため、練習も落ち着いてできなかったと思います。 他のほとんどのチームが「おそうじ方式」での攻略だった中で、唯一「決め打ち方式」を見せてくれました。
我家では「LINK」は(誰がなんと言おうと)世界チャンピオンです。
「M&Y」も「LINK」に少しでも近づきたいと努力をしています。
「LINK」のように、人に感動を与える走りをできるようになってほしいものです。