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さて、Rescue Line 、Rescue Maze と来たら、次は Rescue Simulation ですね。
Rescue Simulation 2019 Rules
昨年からだったかな・・・CoSpace Rescue の名称が Rescue Simulation になり、プライマリとセカンダリと年齢区分のカテゴリが分かれていたものが、プライマリとオープンのカテゴリ名称になりました。
世界大会はオープンだけですが、ルールとしてはプライマリも書かれています。
ではまず・・・Preface に書かれている オープンサブリーグの説明ですが・・・
Open level for teams where one of more members is 13 years old as described by the RoboCupJunior Rules・・・
この one of more members is 13 years old この表現は良くないと思います。
13歳以上が1名でもいれば参加できるように勘違いされます。(2019年の世界大会には12歳以下のメンバーは参加できません。)
だから、メンバー全員が13歳以上、という表現が良いと思います。
同じ表現が 1.1.5にも記載されています。
ルール変更ではありませんが・・・3.3.1に The makers と書かれてますが、markers の間違い(スペルミス)ですね。(笑)
さて、変更があったのは4.1章だけのようです。
2018年ルールの 4.1.1が、2019年ルールでは 4.1.1と 4.1.2に分かれました。それで、4.1.3以降の番号がズレたので番号が赤くなっています。
この 4.1.1は、基本的には変更ではありません。大きな変更は 4.1.2です。
これまで、競技の2時間前には、次の競技はこのコースでやるよ、とコースレイアウトを各チームに配布しました。チームは受け取ったコースレイアウトを見て、最適なプログラム(対応するプログラム)を作って競技に臨みました。
で、2019年のルールでは、WORLD_1は事前にコースレイアウトを配るのですが、WORLD_2はコースレイアウトを配らない・・・そうです。
私は、これを読んで・・・チームはどうやって、プログラムを作るの!? と大変疑問です。
Rescue Simulation は、コースを見ながら、対応するプログラムを作成するのが当たり前だと思っていました。(まさにプレマッピングをするのが当たり前)
コースが配られないで、競技用のプログラムなんて作れるの!?
4.1.5 これまでは、一旦集めた競技用のプログラムを競技直前に差し替えることができました。2019年ルールでは、競技直前に差し替えることができるかどうかOC(運営委員)が決めるようです。
これは、決めるとか決めない・・・では無く、差し替えちゃダメでしょう。
4.1.2でWORLD_2のコースレイアウトは事前に公開されなくなりました。しかし、競技が始まれば、当然WORLD_2のコースレイアウトも(最初のチームの競技で)見ることができます。次の競技のチームは、そのコースを見て、急いで対応するプログラムを作ることができます。その新しいプログラムに差し替えることができるのであれば、競技が後のチームほど有利になりますよね。ということで、プログラムの差し替えを許してしまうと、競技としての公平性が保てなくなってしまいます。
はい、変更はこれだけのようですね。
この、小さな変更ですが・・・インパクトは、とっても大きいと思います。
これ・・・本当に、競技ができるのかなぁ・・・(笑)
あと、5.1.2の最後の文章 The WORLD_2 is the same as the WORLD_2 for the open sub league. は消し忘れだと思います。同じ文章が 5.1.3 に書かれています。